「鹿島 茂コレクションⅠ
グランヴィル -19世紀フランス幻想版画-」
鹿島 茂著 小野寛子編集
2011・3・12 求龍堂
鹿島 茂さんは、グランヴィルを捜し当てて、
人生が変わられたという。
グランヴィルは死の直前、作風を変えてるという。
それは、亡き妻を筆で蘇えさせるため。
1803年生まれ、歴史の名にない世相風刺画家。
その後の、私の愛すべき挿絵画家たちが受けた影響を感じると、
大衆芸術、通俗性の力を感じる。
思想、思考が、人のなかで、変容し伝わっていく。
人は一端であり、すべての末端でもある。
鹿島さんの言う、グランヴィル狂のいちみになっちゃうのかな。
役どころはなんだろう。