20代の薄毛の原因と対策
・生活習慣など
20代の薄毛例
20代後半に入ってくると男性の中には薄毛で悩まされ始めます。
20代の薄毛にはどんな原因があるのでしょうか。対策法についても解説します。
20代男性の薄毛の原因と対策については、主に男性型脱衣毛症（AGA）と生活習慣が挙げられます。
双方ともに原因でもあり、対策法にもかかわりを持っているので注目です。
20代の薄毛の原因とは？
最も可能性が高いのが男性型脱毛症である
脱毛症には様々な種類があり、AGA以外には円形脱毛症やびまん性脱毛症（全体的に少しずつ薄くなる）のがありますが、20代男性に起こる症状として最も多いのが男性型脱毛症です。
主に20代中盤から後半にかけて少しずつ発症し始めますが、20代前半でも発症することがあり、20代後半にはおでこから頭頂部まで禿げあがってしまう方もいます。
男性型脱毛症のメカニズムについては、こちらをチェックしてもらえればわかると思いますが、基本的に遺伝性のものです。
体内にある酵素と男性ホルモンが結合することで、ジヒドロテストステロンといった成分が生まれてしまい、脱毛を促進させてしまうのです。
その結合の度合いが遺伝に関連します。
食生活や嗜好品によって薄くなることもある
タバコとアルコール
20代になると、10代とは全く異なった生活習慣となる場合もあります。アルコールを摂取したり、タバコを吸ったりといったことを行います。
アルコールは肝臓の機能を低下させて、髪の毛に栄養が送られにくくするといったマイナス効果があります。
タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させてしまう機能があり、髪の毛に栄養が送られにくくなってしまうのです。
10代では楽しめなかったものが20代では楽しめるようになり、それが薄毛の原因になってしまうケースもあるので注意してください。
AGAに対抗する手段とは？
発毛剤を利用する！
AGAは遺伝に関わる薄毛なので、そう簡単に対処できません。ただ、現在では医学的にも男性型脱毛症に効果があるとされる発毛剤が開発されています。それらを利用した対抗策があるのです。
特に男性型脱毛症の主要原因となる体内にある酵素（5－αリダクターゼ）の働きを阻害する効果がある“フィナステリド”に注目しましょう。プロペシアといった名前で、医療機関にて手に入る医薬品になります。
発毛剤のプロペシア
プロペシアは1日に1錠摂取することで男性型脱毛症の進行をストップしたり、進行を遅らせたり、といった効果が期待できます。
20歳になってから利用できる医薬品となっているので、20代の薄毛対策としてプロペシアが最善の手段です。
※プロペシア（1ミリグラム）は国内でも臨床試験が行われています。現状維持も含めて薬剤の効果があったと考えられるのは、期間にもよりますが98パーセントになったとの報告もあるほどです。
生活習慣による薄毛に対抗する手段とは？
食生活を見直すこと
アルコールを大量に飲んでいませんか？毎日飲酒する習慣がありませんか？お肉料理が好きではありませんか？ファーストフード店を利用したり、ジャンクフードばかり食べていませんか？
一つでも該当するのであれば、危険性はかなり高いです。少しでも改善するように努力しましょう。
特に20代になり働き始めると、職場の付き合いもあり飲みに行く機会も多くなります。普段から、なるべく飲む量をセーブするといったことも必要です。
今のところ1日のアルコール量をどれだけ抑えれば髪の毛に影響を与えないのか、といったことは分かっていません。しかし、顔が赤くなりやすい方、二日酔いが起きやすい方は注意が必要です。
身体のアルコール分解能力が低い可能性が高いからです。アルコール自体が体に負担を与えやすいとも考えられるので、薄毛だけでなく健康のためにも飲酒は控えましょう。
※週に1日か2日程度は、休肝日を設けるのも薄毛対策としてお勧めです。
タバコはやめること
喫煙習慣はアルコールと違い、量や回数を減らせばよいといったことはありません。まさに、百害あって一利なしです。
特に注意してほしいのが中毒性です。前述したように血管を細めてしまう機能があるわけですが、とにかく吸いたくなってしまい、吸い始めるとやめられなくなってしまうのです。
1日に2箱吸わなければいられない体質になる可能性もあります。
最近では、禁煙外来もできました。医学的な禁煙対策が利用できますので、積極的に利用しましょう。ちなみに、禁煙外来では身体に入るニコチン量を制御することによって禁煙を目指します。
20代の薄毛は増えているのか？
正確な統計はないものの、増えていると考えられる
薄毛はホルモンバランスにも影響されます。食生活などの乱れによって、ホルモンバランスは簡単に乱れるものです。20代の食生活は以前に比べてよいものではありません。
和食が減り、洋食三昧となっている点も問題です。その上でアルコールを飲んでいるので危険度は高まっています。
「まだ20代だから薄くはならない」なんて考えているのは危険です。薄くなっていないのであれば発毛治療を受ける必要はありませんが、将来的な薄毛を防ぐためにも生活習慣の見直しは実施しなければなりませんよ。 ...