およそひと月後…



日中の気温が暑くも寒くもなく、体育館の予約が取れない場合などにたまに使う琮リングがある公園があるんだが、


土曜日の仕事帰りに、

『誰か居るかなぁ~?』

と思いそこに寄り道したら、
リーダーがシュート練習してた。

中学生がフルコートでゲームしてる合間を縫うように‥‥。



書き忘れてたが、

リーダーは二児(長男・長女)の親である。




ゲームしてるメンバーの中に、彼の長男も混じってた(気付くのはずっと後だが…)。


その光景を、離れた高台にあるベンチで眺めながら、
先ずは一服タバコ煇(笑)


で、視界に入らないように(何で?)遠回りして近づく。


「ヤッホー音符


と声を掛ける。

ちょっと驚いたような表情のリーダー。

とはいえ、毎週ではないが、こういうことは初めてでないから、
当たり前な反応。


翌日、バスケの練習及びゲームがあるから、
自分も参加するとの意向を伝え、しばし雑談。



因みに、メンバーにはメールで、リーダーから日時と場所は通知されてるんですが、
中には返信をしないため(俺も、たまに…)、当日にならないと来るのか判らないメンバーも居ます。



…話を戻そうパー


雑談が5分くらい続き、
思い出したように、

「あの娘、毎週来てるよ」

「ちょっとトラブルあったけど…」

それを聞いて、
「!?」
となったけど、
まるで、
もう済んだことだしエスカレートする心配は無い、
かのように話すリーダー。


あれから一ヶ月の間は夜の練習しかなく、俺は不都合だから、行きたい気持ちはあったが不参加だったのである。



常識で考えたら、若い娘がそんな夜遅く(22時頃)まで出歩くのはどうかと思うでしょうが、
それは本人の意思だし、
親ならともかく、他人である俺が口出しするのは憚れたのである。




で、その時に聞いたトラブルの内容はこうだ

「トラブルメーカー(以後、"TM"と表記す)がしつこくケータイ番号&メアドをあの娘から聞き出し、何度もメールをし、練習で会ったら付きまとう行動をするのを、間に俺が入って近付けないようにしてる」

「俺は"ボディーガード"か!(笑)」

と、俺も一緒に笑いはしたが‥‥。



賢明の人ならお気付きですね。
そうです、俺には一ヶ月の間、何も報せてこなかったし、
SNSでもつぶやきすらしてないから、
俺はてっきり"平和"に過ごしてると思ってたのに、
がっかりである‥‥瀅

まぁ、その時には、TMに対する怒りの方が優先だったから、
今思えば、冷静さと頭の回転が足りてなかったなぁ、と…竑汗あせる



 〈続く〉
ほぼ毎週、日曜の午後のおよそ4時間のバスケの練習琮

人が集まればゲームもするが、毎回都合の関係上、途中の人の出入りもあったりはするものの、シャッフルして人の入れ替えで、違う刺激でゲームしたりと、それなりに楽しんでた。

あっ!?瀨因みに、俺の所属チームには、俺も含めて9人だが、半分は仕事とかで来られないことはしばしばあせる

他には、大学生や時々余所の社会人チームも合流するから、プレイヤーを観る刺激もあるグッド!


ただ、女性が一人も居ないから、まるで色気が無い…。
社会人チームの中には最低2人くらい居たりするんだけど、
弱小であるが故(?)、これまで(俺が参加するようになる前も含め)女性が居たことが無いらしい。





遡ることふた月ほど前‥‥




知り合いが

「若い子でバスケやりたいって娘が居るんだけど、参加させてみない?」

正確には思い出せないが、こんな感じで言われた。

「男しかいないけど、それでも良ければ全然…」

と、俺は答えて。


その2週間後に初顔合わせ。
ファーストインプレッションとしては、若くて可愛い(18歳キラキラ)娘だなぁ音符

と‥‥‥


とはいえ、倍ほどの歳が離れた俺は、"ポーカーフェイス"するしかない淸


俺は自分で、"華無い""モテない""イケてない"を公言してる身だし、
結婚願望どころか、彼女さえも作ることを禁じるように《自己暗示》を掛けてる


「じゃあ、何故バスケなんかしてるの?」

と思う人が居るかも知れないが、
…まぁ、正直に言えば異性の目を気にしてないわけではないが、
元々は、健康増進が目的だったのでね‥‥。




…話を戻そう



その日の内にチームリーダーにメールで「明日若い子連れていきます」とお知らせしておいて、

翌日に待ち合わせをして、
その娘を伴い練習する体育館へ‥‥。


やっぱりというか何と言うか…。

可愛い女の子と一緒に居たら、下世話な奴は余計な詮索してくるわけで‥‥。

まぁ、やんわりといつものポーカーフェイスで否定するんだけどね〓(笑)


そしたら、いつもは早めに来るチームリーダーも、やっぱり勘違いしてた‥‥。

「彼女連れてきたと思った…濵」と‥‥‥瀅


数年前にそいつ(年下なんです)の前で、《女なんか要らない宣言》してるにも関わらず……。



その後、何だかんだと予約時間を消化して帰り支度するわけですが、

この後にも移動して別の場所(市民館の体育館)で、3時間ほどバスケをやるとの事だったが、

俺はそれには参加せずに、帰った。


新入りの彼女はというと、

行きたいとの意向だったので、行くことになった。

但し、"足"が自転車だし場所も知らないので、
途中のショッピングモール駐輪場に自転車を止め、

他のメンバーの車にピックアップされて、向かったそうです…。

その車内であった出来事が発端となるわけだが、


何も知らず(知らされず)に、およそひと月を過ごす俺‥‥。





 〈続く〉
スペクトル・マインド-ic.jpg

先日の仕事中の話…。



総合案内の受付壌(二名)が、

にわかに騒ぎ出した



まぁ、いつも大体、ちょっとした雑談中に急にテンションが上がって、

声が大きくなる事はあるにせよ、

その時は1オクターブくらい高めの声だったせいか、

やけに耳に付く犱


しかも、その状況がなかなか治まらない珣





因みに、この時の俺の仕事は、

1Fホール、及び、廊下の
《クリーナー掛け》
である。




『何してんだぁ?』と思いつつ、

時々、一瞥燁しながら作業を進める。



騒ぎ出して2分くらいたった頃に見たら瀅


二人が、狭いボックス状のデスクの中で、

出入り口とは反対側の方に寄り添ってる琩



そんな状況が5分ほどたった頃に、

そのデスク近辺の作業で俺が近づいたら、



「すいませぇ~ん」



と、呼び掛けられる。


声の方向を向いたら、相変わらず寄り添う二名琩


『何だろう?』と思ったら、



「すいません虫鉀取って下さい濵あせる



『あッそれで騒いでたのね…汗


ってな訳で、
クリーナーの電源を止めて、


良く見たら燁、ボックスの出入り口近くの壁に虫鉀が渹

見た感じ、
『ドロバチの類かな?』

そう思いながら近づき、
出入り口のドアを開けたら、


「一旦そっちに逃げる走る人んで、ドアを押さえてて下さいパー濵」


『いやいや、そこまでしなくても…汗直ぐに取れるのに‥‥あせる



先ず、一人が出て来る走る人DASH!


その瞬間、残った一人が
「あぁ鉀動いたあせる


『当たり前だろ…汗




仕事中は無表情だけど、

その状況を、

軽く苦笑いしながら見てる俺淏



二人目も脱出走る人DASH!(大袈裟パンチ!)し、


ようやく虫鉀取りに行く俺瀅


ティッシュで摘んで、クリーナーに吸い込ませて、

一件落着獷煜





で、また作業に戻り、





『ん??』

と違和感を感じた…淸




『そういえば、ケータイ携帯翳してたけど、
鉀写メカメラ撮ってた?』




『表情に、あまり気持ち悪がってるような様子が見られなかったような…瀅』




『一名、箒を構えてたけど

「私達、虫鉀も殺せないんですぅ焏」

って言う、《か弱い乙女》アピールか?』



『つぅか、写メカメラ撮る余裕があるなら、

内線電話で警備員呼んだ方が早くね?』










それにしても‥‥‥、






ちょっと寄り道(はたまた迷子?)しただけなのに、



騒がれ爆弾



写メカメラ撮られ



さながらスターキラキラだなグッド!





なんて罪なヤツ鉀パンチ!あせる







そいつを処理した俺は、

さしずめ、




その辺に必ず一人は居そうな、




ただの、



普通の







清掃のオッサン……あせる










画像カメラは、

多分こいつかな?

って言う、似たヤツをWeb検索サーチで探し出したひらめき電球


”オオホシオナガバチ”と言うハチらしいパー


ドロバチ同様、攻撃性は低いから、

なんとも人騒がせな……あせる