今現在25~30歳の人達、特に女性が高校生の頃もてはやされた時代があった。
その少し前の時代は女子大生がなんかしらんがもてはやされた。
25~30歳の人が高校時代の時に社会は「うさんくさい、合理的な女子高生」をもてはやしたりけなしたりしていた。
バブルがはじけた後、「金さえあればなんでもできる」という下品な思想がガキに蔓延していた。
勿論お金は重要だけれど、「恥」という感覚を麻痺させた人がいる。
そう、社会学者の宮台さんだ。
この学者のおかげで世間で女子高生がどうたらこうたらと語られたり、ガキ(女子高生)を金で手なずける大人が増殖した。
その時代私は20代前半であったので女子高生ともつり合いがぎりぎりとれていたのでいぶかしく思ったものだ。
だが、女子高生だの金だのの問題は当時血気さかんな若い男子を変に刺激した。
そう、おやじ狩りだ。
同級生の女は楽して金をもらい、自分が本気で好きになった女子はオッサンにかっさわれている。
そりゃ年頃の男子は面白いわけがない。
この手の性や若い女を語る場合、同じ年齢の男子の事は考えてないのが社会なんだよな~。
どんだけ屈折すると思ってんだろう。
この社会学者はいちいち空虚な時代だの心の問題だの言っていたけれど肝心の男のメンタリティは触れないままだった。
そのくせ神戸の14歳少年の事件にはしたり顔で解説。
なにかが抜けている。
私は20代前半だったので「なんだよ、こいつきもいな」と男ながらに思ったものだ。
自分がオッサンと呼ばれるような年齢になったけど相変わらずこの人の言ってる事がわからない。
わからないのは良いんだけど、社会学者としての意見は聞きたいと思いこの本を読んだ。
相変わらずだなあ、と。
オッサンが若い女性の性を語る場合、結局のとこセックスしながらの会話が基本になってるんだろうからなんだかあてにならない。
売春してる女の声も社会には大事だとも思うけど少数派すぎて話にならない。
自分がロリコンで社会を語るとか、なんだか凄いと思う。
なんでも言ったもん勝ちだな、と思う。
当時、売春してた女子高生、後悔してる人も多いと思うけど、全部こいつのせいなんだよな。
テレビで女子高生相手に肯定するような事言ってて。
良いか悪いか?とかでなく、選択権もない子供相手に自分の権威を使って推奨するとかがおかしいんだよな。
今日の1冊 「絶望の時代」の希望の恋愛学 宮台 真司 (著)

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最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。
自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
メジャーもマイナーも関係ないっす。
読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)