今日の1冊 ギャルとギャル男の文化人類学 荒井 悠介 (著 | おにぎりくんの感想部屋

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本願寺月光蟲です。

ギャルって言葉は昭和用語かと思いきや90年代半ばからまたつかわれるようになった。
テレビ等で馬鹿にされる対象で、なおかつ渋谷のイメージ。
といっても渋谷で遊んでるギャルだのギャル男なんてのは千葉や茨木や埼玉の連中ばかりだ。しかもsの地方の奥のやつね。

一種独特の価値観を持つわけですが、目的は人脈作りと言うのをテレビでみかけた事がある。
人脈ってのは、遊びまくって色んな人と出会い最終的にはセレブや青年実業家を目指すと。
世の中遊んでるだけでコネなんかできるわけがないし、と思ってもどんな世界でも強運の持ち主はいるわけで。

この本、凄いのだ。
サー人の中でも偉い地位にいたらしく彼ら、彼女らの生態を記しているがそこに友情が全くないし、なおかつ結局のとこ遊んでるだけの連中だという事にびっくりした。
いや中には真面目だとか実は天才がいっぱいいるだとかありそうなものだが、この連中はほんと凄い生活をしている。

そこらへんのやつとはセックスしまくるが「サー人の中で本命なんかありえない」とか言ってんの。
そのくせ上下関係にはうるさく、上には絶対服従。
わけわからん。もともとそういうルールが嫌いではみだしたはずじゃないのかなあ?
暴走族とかチーマーとかギャングもそうだけど、ルールが嫌いで自由を求めて好き勝手やろうとした結果自分達でもルール厳しくしてんの。

彼らの行く末は全く未来なんかないんだろうな、と思うと気の毒になってくる。
生まれてくる子供も可哀想だし。

今日の1冊 ギャルとギャル男の文化人類学 荒井 悠介 (著


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最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。

自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
メジャーもマイナーも関係ないっす。

読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)
読んだ事がない人向けに書いてるつもり。
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