「金色の龍」 | ◎時空の螺旋◎ spatio-temporal-*HELIX*

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この世界の美しさ
自然の摂理の巧妙さ
命の営みの不思議さ

センス・オブ・ワンダーをアートで表現します。

 
その人に見えた色は、鮮やかな黄色。
質感は・・・光?
一度目はそれだけだった。
 
二度目に、奥のほうに何かが
見えるような見えないような・・・
 
まるで龍の目みたい。
私に見える龍の目は、光そのもの。
その奥の眼球や虹彩は、
見えるような見えないような。
 
そう思ったとたん、その人の球体は
本当に眼球みたいにぐるんと回転し、
現れたのは金色の龍!
 
その人の球体を、体と鱗で隙間なく覆って
他を寄せ付けないようなすさまじい迫力、威圧感、エネルギー。
 
怖い、ではないこの感じは・・・畏怖の念?
 
「この者の内を見たいのか?」
 
きっと、私のすべてをお見通しだろう。
素直に答えた。
 
はい、見たいです。
 
龍は少しだけ体を緩めて中心を見せてくれた。
奥のほうに、上空から見た都市のような
金色の世界が見えたような見えないような・・・
もっとはっきり見たい、知りたいと集中したとたん、
シュルシュルっと龍が閉じぐるんと回転し
元の光の球体に戻ってしまった。
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
周りの人の色と質感を手当たり
次第に見ていたときに出会いました。
色と質感って何のこっちゃ?と思った方は
前回の「あの人に見えたもの」を参照してくださいね。
 
この龍は今までで一番原始的で野性的で、
爬虫類というより古代魚(シーラカンスとかピラルク)っぽかったです。
人間で言えば「武士」、ゲームで言えば
ボスを倒した後に出てくる真の「ラスボス」。
伝わるかしら・・・?
 
私はメジャーリーガーにばったり出会った野球少年の如し、
「サインください」も「握手してください」も言えず
唖然と口を開けてちっちゃく「スゲー…」
後から興奮してきて自慢しまくるという、
そんな状態です。
 
この人物は誰もがその人格と才能の多さを称賛する
一方で、何考えてるか読めん、と噂されるような方で、
あの龍のガッチリガード具合を見れば納得でした。
 
白龍に聞いてみました。
 
「金色の龍の役割は何?」
 
返ってきた返事はちょっと翻訳が難しいのですが、
『大きな意味での守護』という感じでしょうか。
個人を守るのではなく、社会全体とか
日本全体とかの広範囲を守護、管理、統治するような・・・そんな感じでした。
 
もしかするとこの人物は世界が大きく変わるときに
キーマンとなるのかもしれません。
奥に見えた金色の都市は新しい世界?
来るべき日に備えて守られている?
そんな、妄想が尽きません。
すべてが妄想かもしれませんが。
 
今後もこの龍をチラ見していこうと思ってます。
話しかけるのは恐れ多いので。
 
ものすごくどうでもいい話ですが、
私が頑なに『金色の龍』と書いているのは
『金龍』だと地元のラーメン屋を連想しちゃうからです・・・
 
 
さて、困ったことになりました。
それまで龍などを見る感覚と、
人の色や質感を見る感覚は別だったのに
融合してしまったのです。
 
一体私に見えるものは何?
これって何やねーん!!!
 
と聞いたら返事がきました。
とっても抽象的ですが、
これが世界の根源なんだろうと
妙に納得のイメージを
次回、絵と共にご紹介します。