
アイシェア の調べを参考にすると、降水確率20%から30%にあがれば、
最も多くの人が傘を持っていこうと決心しやすくなるようだ。

天気予報において降水確率は必ず登場する情報であるが、
雨が降るという事象を確率で表す意味が果たしてどれほどあるのだろうか?
降水確率とは、「1mm以上の雨が降る確率を計算している」そうだが、
1mm以上の雨が降る確率を算出する理由を知りたいところではある。
知りたい情報は雨が降るか降らないかであって、雨が降る確率ではない。
なぜなら、雨は降るか降らないかだから。
どれくらいの雨量が降るかになると知りたい情報ではあるが。
だいたい、降水確率20%と30%といった場合、
それらの間の差はどれくらいなのだろう?
降水確率は、気圧配置・季節・時間帯・雲の位置などなどに重み付けして算出されているのだろうか?
降水確率は統計に基づいて算出されているから、立派な科学的指標だと主張する人がいるかもしれない。
確かに統計は世間に満ちているが、統計で表す必要がないものもあるはずである。
例えば、日本人女性が生涯に生む子どもが平均1.02人になったというときの、
0.02人って何でしょう?
0.02人の人間って存在するでしょうか?
例えば、イチロー選手が残り試合において1試合平均1.5本ヒットを打てば新記録を達成できるというときの、
0.5本って何でしょう?
0.5本のヒットってあるでしょうか?
つまり、統計的に表すとわかりづらくなる事象があるのである。
降水確率もその1つだ。
相対的に把握できるからという意味の分からない言い訳はいらない。
時間・得点などは算術平均でも分かりやすいけども。
雨が降るか降らないか、どうしても確率で表したいならば0%か100%でいいじゃないか。
そして雨が振るか・降らないかは、それぞれ独立の事象だから、どちらかの事象が起こる確率は50%だ。
それじゃ、天パで眉毛の太いどこかの気象予報士にコイントスで決めてもらってもいいのではないか?
降水確率の正答率は60%くらいなんだそうだ。
だから降水確率が60%ならば、雨が降る確率は36%であり、降らない確率が24%で、
残りの40%に「外れたらすいません」的な要素が含まれているのだろうか?
などと思い、雨が降っても許してあげよう。
天パの彼も許してあげよう。
あー、なんか分からなくなってきたな。
などと連想ゲームのように、正確性にも根拠にも欠ける思考を数珠のように繋いでいくという遊びにより、
梅雨時期にも家で楽しく過ごせるのではないだろうか?