ブログネタ:キレない方法
心理学は現象の説明に終始し、応用しにくい。
しかし、心理学を応用すると社会に上手く適応できることがある。
バイト先で40代・50代の人に仕事を教えることが多い。
失礼だが、物覚えが悪く、私のイライラは頂点に達する。
そんな時、状況から切り離された知識を詰め込む『注入主義』を改め、
状況に応じて自分で考えさせ、必要なら口を挟む『状況的学習』に切り替えると、
仕事を覚えてくれることがある。
イライラが嬉しさに変わる瞬間である。
しかし、人によっては『ブーメラン効果』により、教えた仕事方法と違うやり方をする人もいる。
そんな彼らを指導する立場にありながら、彼らと同じ給料しか貰えないので不満が募る。
そんな時、『公正理論』を援用し、自分の主観的なインプットを下げてみたり、
比較対象の主観的なアウトプットを下げインプットを上げてみたりする。
私と同じ不満を持つバイト仲間には、この理論をすすめ、なだめ、そして励まし合っている。
少しでも給料を上げてくれるなら『クレスピ効果』により、我々の仕事量が劇的に増加するだろうに。
『譲歩的要請法』を使い、給料の値上げ交渉をしようかな。
そんなことを考えながら、心理学を無理矢理応用し、バイトをどうにかこうにか続けている。
心理学は我慢強さを学べる学問なのかもしれない。
*理論の応用には、私の独断と偏見が多分に含まれています。
[今回の参考文献]
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