ずっと楽しみにしていた、伊東豊雄 さんの講演会に行ってきた。


題して、「生成する建築」。

伊東豊雄さんは、世界的に有名な建築家である。


代表作に「せんだいメディアテーク」 、「トッズ表参道」、

「元町・横浜中華街駅」、「台中メトロポリタン・オペラハウス」などの設計がある。

言わずもがな。

第一印象は、非常に若い!!
齢65とは思えない肌の艶と、活き活きとして生命力に満ち溢れた瞳。

その秘密が明らかとなった。

彼は、生命力に満ちた楽しい建築を模索しているのだという。

その実現のためには、

①動物の本能に訴えかける
②自然物の構成原理に近づける
③運動幾何学のルールに基づく
④新しいシンボルを備える
⑤新しい装飾を許容する

のだという。

彼の代表作である「せんだいメディアテーク」には、
受験時代によく足を運んだものである。

彼は、海草のような構造の柱(チューブ)を立てることで、

水の中のイメージを演出することを新幹線の中で思いついたという。

そして後に、光によって7層からなる各階を支えているというイメージが湧いてきたのだという。

また、floor heightの違いにより、
現代建築の均質さへ抵抗を示しているのだという。

どこからそんな発想が創発されるのかしら?

「せんだいメディアテーク」は、
利用者に使い方を委ねているのだという。
どうりで、私がせっせと勉強しているにも関わらず、
隅の方でイチャリングしているカップルがいると思ったよ。

仙台市の利用者団体との折衝が、難航していたことを初めて知った。
今は、年間に何十万という人々が利用しているのにね。

彼のパワーと若さを見習いたいものである。