比較行動学者のEibl-Eibesfeldt(1970)によると、
ヒトにおける挨拶行動は、文化や社会に関係なく、種に固有の生得的行動だという。
挨拶行動とは、出会ったとき、お互いに目を見つめてから、
1/6秒だけ眉を上げ、それから微笑むことらしい。
これにより、お互いの攻撃性が弱められるという。
果たしてそうでしょうか?
日本でよく見かける光景に、子どもの挨拶を母親が促すというものがある。
「こんにちわは?」とかなんとか。
つまり、これは
挨拶行動が後天的に学習されるものではないかということを示唆している。
それとも、挨拶行動は生体の内的状態に依存するのだろうか?
つまり、ある程度成熟したヒトにしか見られない行動だろうか?
これは研究してみる価値がありそうだ。
それでは、ヒトにおける生殖行動は生得的行動だろうか?
つまり、ヒトは生まれながらにして生殖できる素養を備えているのだろうかということである。
恐らく、性欲は生得的なものだが、生殖行動は習得的行動だろう。
子どもは、エロ本なりビデオなり、ありとあらゆるメディアから性的な情報を得るだろう。
それにより生殖行動を学習するはずである。
かくいう私もエロ本などを盛んに読み漁っていた記憶がある。
これをより明らかにする事実がある。
狼に育てられた少年・少女の話だ。
彼らは、性的に興奮することはあっても、ただ体を震わせるだけで具体的な行動を起さなかったという。
これは、どうしていいか分からなかったということだろう。
だが、地球で初の人類は、どうやって生殖行動を成し遂げたのだろうか?
誰も教えてくれない状況で、どのように生殖行動をとり行ったというのだろう。
試行錯誤の末の結果だろうか・・・・
ゾクゾクすんね。
【結論】
ヒトにおける生殖行動は、生殖だけを目的としているわけではない!!!
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