過去を振り返ってすべきこと
「あの」9月11日から19年。テレビの速報を見て唖然としたあの日からそんなに経つのか。金曜日ということも相まって、映画を観ることにした。「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」9.11で父親を亡くした少年が主人公の映画だ。大好きな父をあの日亡くしたオスカーある日父の部屋で偶然鍵を見つける。鍵にあう鍵穴を見つけられたら、父が遺した何かを知ることができるのではないかオスカーは鍵の入った封筒に書かれた「ブラック」を頼りに、鍵穴探しの旅に出る。鍵穴探しの旅の中でたくさんの人に出会い今まで避けてきたことに挑み少しずつ成長していく様子が描かれているただ、彼が抱えるあの日の辛い記憶を垣間みると遺された人たちの深い悲しみや葛藤を感じた。ところどころ涙無しには観られなかった。ところで、「ものすごくうるさくて、とてつもなく近い」は何を指すのだろう原題も「Extremely Loud & Incredibly Close」なので、ほぼ相違はない。劇中にもこの言葉自体は出てくるものの、解釈は受け手に委ねられている。私は「彼を取り巻く世界」のことではないかと思った。人は忘れる生き物だ。その習性を時に寂しく冷酷にも感じるけれど私は忘れることは大切な機能だと思う。ただ、1年に1回、その日くらいは立ち止まって考える機会にしたい。毎日が当たり前じゃない、奇跡なのだと再確認して明日への活力にしていきたい。