自分が見ているこの世界は、自分の認識というフィルムが創った映画であり、
自分が主人公の、違ったストーリーのフィルムが、実は無数にあると。。。
今と違う人生を生きてみたかったら、そのフィルム(DVD)にかけ替えればいいだけで、
満足できるものに、いつでも取り換えてもいい。
自分の人生だと思っていたものは、実存のものではなく、
意識というフィルムが、映写機を通してスクリーンに映し出されたものを見て、
泣いたり笑ったり、怒ったりと、人生という映画を楽しんでいる。
そして、そこに登場するひとに直接文句を言ってみたりもする。
つまり、映画館の中で、スクリーンに映っているひとに対して、
影響を与えようとしている。ということになるというわけで。。。
それよりも、気に入らなければ、
似たようなバージョンのちょっと違ったフィルムを選んで、
かけ替えてもいいということになる。。
そして、もし映画の中で、大変なことが起こったとしても、
実は自分は観客席で観ている側だったということに気づけば、
なにが映し出されていようと、観客席は安全。。。
感情移入して、映画のストーリーは楽しんでも、
ハァ~っと、観客席の自分に戻ればいいだけなので、深刻になることはない。
でも、映画館で、エキサイトしてのめりこんじゃって、やかましい人がいたとして、
あんまりうるさいので、これ映画ですから。そんなに騒がないで。。
というと、せっかく盛り上がって楽しんでるのに、
余計なことを言ってくれるな!しらけるだろ!と。
場合によっては殴られるかもしれず。。。
だけど、
ストーリーに感情移入し過ぎて、憔悴しきって、映画館で倒れている人や、
登場人物に文句を言い続けたけど、言うことをきいてくれないので、
ほとほと疲れ果ててるひとや、
あるいは、もうこのあんまり楽しくない堂々巡りのストーリーは飽きた。
という人には、朗報かと。。。
「あなたは実は、無数に存在している」
なんていう、このちょっと神秘的に聞こえる表現は、
もしかして、意外と実生活とかけ離れているわけではないのかもしれない。。。
なんて思うおっかさん。
いや、もうちょっと深みはありそうに思うけど。。。