いろんな先生に習ってみると、いろんなことを言われる。
なのに、たいていが、自分が言っていることは普通だと思っているようなのだ。
PT先生に習って以来、「この先生はこういうタイプなんだな」と思いながらレッスンを受ける。
たまに何か指導されたときに、「先生はそう言うタイプなんですね」みたいなことを言うと、「タイプとかじゃなくて、これが普通だよ」みたいに返事されることがある。
もちろん、言ってる言葉の選択は違えども、内容は似たようなこと、ということもある。
でも、いろんな先生に習っているこちらからすると、みんな違うことを言ってるし、言われたことを他の先生に試したら、違うといわれる気がすることが多い。
その違うは、間違ってるということではなくて、自分はそうはしないという違うである。
なんだけど、教えてるほうは、自分の言ってることが普通だと思っているフシがあったりする。
私はタイプという言葉を使うけど、これは、好みにも通じる。
教えのベースはみな同じものなのかもしれないけど、先生方それぞれに自分の好みを付け足さはるので、一緒に踊るこちらとしては、違うものになっているのである。
十人十色、違って当たり前。
それでいいと思うんだけど、当の先生は自分は普通、それが普通、と思っているというのが、面白い。
なので、「〇〇先生に、こんなことを言われました」と言ったときに、「それはこういう意味だと思うよ」というてくれはったりするのだが、そうですね、と思う時もあれば、いや、そういう意味ではなかったと思う、と思う時もある。
そして、先生方に言われたことを、PT先生のところに持っていくと、「その先生はきっとこのタイプなんだな」と、タイプ別の話をしてくれるので、これまた面白くなるのである。
Dg先生に、変だのなんだのと言うが、きっと本人は、(何を言うてるのや。これが普通なのに)って思いながら、教えてるかもしれない。
「普通でしょ」なんて言われる度に、(いや、普通ちゃうし)と心の中で突っ込むらふぁなのでした。