「私もらふぁえるさんみたいに強くなりたい」
みたいなことを、ダンスの生徒さんに言われた。
あ～～～、このセリフ。
好きじゃないわー。
確かに、自分でも強い方だと思うし、強い自分のほうが前面に出やすい。
強いね、って言われるのも嫌いじゃない。
自分の強さに対する自覚もある。
でもね。
そういうセリフを平気で言う人は、相手はいつも強いと思ってる。
でも、そうじゃない。
強く見える人でも、弱い時だってある。
くよくよしたり、うじうじしたり、傷ついたり、泣くことだってあるよ。
そういうところは容易には見せないだけでね。
私は、自分を弱く見せる人のほうが、実はしたたかだと思ってる。
ぶりっこができて、自分をかわいく見せる人のほうが、本性はしたたかだって。
それに男子はころっと騙されたりするんだろうけどね。
「君は僕がいなくても、一人でも生きていけるでしょ」
なんてセリフを、言われるようなタイプだよ、私は。
そして、確かに、たぶん、一人でも生きていける気がする。
そしてきっと、僕がいないと生きていけない女性がいいという男性は、選ばない気がするけど。
ま、世の中一番強いのは、鈍感な人だけどね。
私は見かけによらず、敏感で繊細だから、結構大変なのよね。
長年のアメリカ生活で、強くならざるをえなかった部分はあるけどさ。
そんなでも、私をただ強い人と決め付けないで～。
と、強いと言われるたんびに、私はそう思う。