那須川天心選手が入場テーマ曲にしている矢沢永吉さんはいつまでも輝き続けているよね。
永ちゃんは僕達に勇気を与える名言も多く語ってくれてます。
そのなかでも、飛びっきりにノレる名言を紹介しちゃうぜ(笑)⤵


次に最近、矢沢永吉さんの娘さんがTweetして話題になった「もしも矢沢永吉が『桃太郎』を朗読したら」という星井七億さんが書いた本がとにかく面白いです。
では、その一部を読んで思いっきり笑ってください!
【もしも矢沢永吉が桃太郎を朗読したら】
矢沢です。
昔々あるところに、お爺さんとお婆さんがワオワオしてたんだけどさ。
お爺さんが山へ柴刈りに、お婆さんが川で洗濯してたら、ビッグな桃が流れてきたわけ。ドンブラコ、ドンブラコって。ノッてくれ、ノッてくれって。
婆さんつい拾っちゃったのよ。その桃を切ったらさ、赤ん坊が生まれたのよ。この時点でもう、スターの素質があったのかな。
じゃあ桃から生まれたから、桃太郎にしようって。んでお爺さんが一回、俺のところに相談にきたんだよね。
永ちゃん、この名前どうすかって。んで、俺は言ったよね。いいね、その名前。いい名前なんだけどさ、俺はいいんだけど、YAZAWAがなんて言うかな?
結局、桃太郎に決まったんだけどさ。桃から生まれた子供。ヤバイ、って思ったよね。
それから桃太郎はスクスク育つんだけど、ある日急に、鬼ヶ島へ鬼退治に行きますとか言い出して。すごいよね。
桃から生まれて、鬼とケンカするとか。スケールがデカい。ドラマチックな生き方しかできないんだろうね。
お爺さんが言ったんだよ。それがロックンロールなんだよって。「へえ」って思ったよね。
そんで、桃太郎が旅だったのよ。お婆さんから団子もらって。NIPPON ICHIって書いてあるタオルを振り回してさ。
ビッグマウス叩いて。若いころにありがちだよね。成り上がってやろうって。でもこういうやつ、矢沢は嫌いじゃない。そしたらさ、動物が三匹現れたのよ。
ギラギラした目で、桃太郎に言ったんだよね。「桃ちゃん、きび団子をくれたら、鬼ヶ島へお伴しゃっす」桃太郎は思ったね。それ、最高。今どきいないじゃない。団子で命張れるやつって。
そんで犬と、キジと、ファンキーモンキーベイベー連れて、鬼ヶ島へ行ったんだよね。
そしたらさ、でかいのよ、鬼が。強そうなのよ。怖いのよ。犬がさ、ビビっちゃって。吠えるのよ。どうすんすか、桃ちゃん。勝てるんすかって。
そしたら桃太郎は言ったんだ。「俺いる、犬いる、猿いる、キジいる。これ、余裕」鬼達が桃太郎に気付いて、なんだお前らって言ったのよ。桃太郎も負けずに睨み返してさ、こうつっぱったわけ。
「俺、桃太郎だけど。お前ら倒して、大金掴んでビッグになるんで。そこんとこ、ヨロシク」もう居ても立ってもいられななくってさ、全員そろって鬼に飛びかかって。
シャバダバよ。鬼達みんなボコボコにしちゃって。そしたら鬼達、もう悪さはしませんって謝るのよ。
そんで、金銀財宝とか、BRAVIAとか、プレミアムモルツとか持ち帰って、幸せに暮らしたんだけどさ。桃太郎達が、死にものぐるいで戦って、一生かけて稼ぐ金額。矢沢の二秒。