
まず、昨日の感動の世界タイトルマッチを振り返ってみよう。
この写真を見ても分かるように、マクドネルは井上尚弥を身長で10センチ以上、計量後になんと体重を12Kg戻したマクドネル。井上選手は6Kg戻していたから6Kgの体重差。
身長・体重・見た目の体格で2周りぐらい井上選手より大きく見えた。
ただし、試合前まではの話である。
ゴングが打ち鳴らされた後は、井上選手の方が大きく見えてくる。
こんな体格差も今の井上尚弥にとっては全く関係なかった。
力強くアグレッシブに攻撃している井上はマクドネルより大きく見える。

そして、第1ラウンドの1分過ぎに早くもマクドネルを強烈なパンチで捉えてダウンを奪った。
ダウンから立ち上がったマクドネルに対しての井上の連打のラッシュが素晴らしかった。
こんなに何もかもが桁外れに強い選手は本当に稀有の存在だ。
最近も比嘉の体重オーバーによるチャンピオン剥奪の末の敗北や田口の統一王座防衛失敗などの鬱憤をふっ飛ばす快挙。
これから井上新チャンピオンには大きな夢が広がる。
バンタム級においてWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)がこれから開催されるというのは井上尚弥にとっては、ベストタイミングだ。
井上尚弥の為のWBSSと言っても過言ではない。
しかし、他の3団体の世界王者も強敵揃いだし、世界王者としてのプライドを持って全力で戦う根性を持っているので絶対に油断できない。
日本に井上尚弥という正真正銘に強いボクサーがいてくれてボクシングファンの僕達は本当にうれしい!
それに爽やかで礼儀正しくイケメンでもある。
熱烈応援のやり甲斐がある!
井上尚弥は真の最強ボクサーを目指せ!
それから、この世界戦は井上尚弥が日本ボクシング史上に燦然と輝く黄金のバンタムへの仲間入りした意義ある試合でもあった。
ファイティング原田に始まり
辰吉丈一郎
長谷川穂積
山中慎介
まだまだ、綺羅星のごとく連なる栄光のバンタム級。
井上尚弥が新たな栄光の軌跡を刻んで行く!