柳生宗厳(柳生石舟斎)の剣道歌に次のものが
ある。

「斬り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」

この歌にはいろいろな言い伝えがあるようで、

「斬り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ 一足踏みこめばそこは極楽」

「斬り結ぶ刀の下ぞ地獄なれ ただ斬り込め神妙の剣」

などとも伝えられる。