それは、『超訳・ブッダの言葉』(小池龍之介著)の最初の言葉として書いてあります。
もし誰かにいやな目に遭わされたら
もし君が敵からいやな目に遭わされて、
鬱になったり落ちこんだりするなら、それを見た敵は、「わーい、ざまーみろ」と笑って喜ぶだろう。
ゆえに「真の損得」を知る人は、どんな目に遭わされようとも、嘆かず平常心を保つ。
前と変わらず穏やかなままの、君の優しい表情を見た敵は「ちぇっ、がっかりだ」と落胆する。
皮肉なことに、敵を悩ませるための最高の「イヤガラセ」は君が怒らずに朗らかにしている、たったそれだけのこと。
(増支部経典)