京セラを一流企業にして、日航を再建させた稲盛和夫氏が好んでお話される「運命は変えることができる」という中国の袁了凡の驚愕の実話の物語。

昔の中国に袁了凡という人がいた。彼は若い時によく当たる占い師にことごとく的中する運命に完全に従って生きていた。

中国の官僚の試験の「科挙」に何年に何番で合格するかとか、結婚はするが子供は授からないだろうとか、何才で亡くなるとか。

ある時、寺で座禅をしている悟りきって落ち着いている袁了凡に和尚さんは感心した。

しかし、よく話を聞いてみると、占い師に人生の出来事を的中され、運命の通り生きている青年に烈火のごとく怒りだした。

「貴方は素晴らしい青年だと思っていたが、とんでもない愚か者だった。運命は定められたものでは断じてないんじゃ!自分で一生懸命努力してきり拓いて変えることができるのだ」

それから袁了凡氏は考えを改めて、前向きに努力して行動しだした。

すると、少しずつ占い師の予言が外れ明るい出来事が起こってきた。子供にも恵まれ亡くなるといわれた年令を越えても元気だった。

これはカルマと言い換えてもいいかもしれない。良いカルトを積み重ねれば、運命は当然良い方向へ向かう。

運命は定められたものではなく良くも悪くも変えられるものではないでしょうか!

The fate can be changed.

You can change your destiny.

The future is not set.
There is no fate but what we make for ourselves.