【中3の進路調査】
娘が通う、ゆる〜い中高一貫校。
校則も空気もふわふわしてるのに、中3になった瞬間だけ急にシャキッとして
「進路調査」
なんて配ってきたらしい。
ピッコマやSNSを読むために生きてるのかと思うほど、
暇さえあればスマホに吸い込まれてる娘に、
調査では
「文理どっち?」
と聞いてくる。
昨日も「お弁当箱出し忘れた」って言ってたレベルの娘に
“人生の方向性”
を聞くとは、なかなか攻めてる。
しかも文系・理系に分かれるの、高2から。
うちの娘のスイッチより見つかるの早い。
■ 友だちの“すごい話”が次々と飛んでくる
娘:「○○ちゃんは、学年で30位以内に入れって言われてるんだって。河合で高2のクラス取ってるんだって。」
私:「いいじゃん。うちは学校で平均点取れれば十分だよ。」
(…と言いつつ、その平均がなかなか遠いんだけどね)
娘:「△△ちゃんは、浪人すればって言われてるんだってよ。」
(我が家の“浪人禁止令”に不満たっぷりの声)
私:「△△ちゃんの家はお金持ちなんじゃない。予備校代も高いし、浪人したからって翌年受かる保証もないしね。うちは現役でお願いします!」
実際、娘の学校は浪人も珍しくない。
でも、その△△ちゃんは優秀らしい。
優秀でも“浪人前提”って、世界が違う…。
■ 東大模試の話題に、娘はそっと距離を置く
娘:「塾の子たちに“東大模試受けた?”って聞かれて、サボったって言ったら驚かれた。」
私:「うちは東大目指してるわけじゃないし。今いい点取れたからって、合格できるわけでもないよ。まだ中3だよ?」
私は中学受験で学んだ。
最後の一年でαクラスから落ちて、戻ることは出来なかった。
そんな状態だった受験は、第二志望まで落ちた。
受験は“最後の一年”がすべてだと、身をもって知っている。
■ キラキラ✨女子中学生デビューに失敗した娘
中学に入ったらキラキラするはずだった娘。
でも、現実はなかなか厳しくて、学力も上位層に食い込めず、自己肯定感はゼロに。
「どうせ、私はバカだから…」
その言葉が口癖になってしまった。
■ 理系希望の娘が、ぽつりとこぼした一言
「文転にしようかな…」
その声は、あきらめというより“自分を下げるための逃げ道”に聞こえた。
私は言った。
「勉強ができないからって、やりたいことをあきらめるのはもったいなくない?
できないなら、できるようになればいいんだよ。」
娘の未来は、まだ白紙。
白紙だからこそ、何色にもできる。
“今できない”は、“これからできるようになる”の入り口。
そう信じて、今日も娘の背中をそっと押す。


