前回からの続きであるが・・・次はフィーバークイーンⅡ

ブログ上で何度か書いているが、フィーバーキングⅡの後継機である。

大きいドラムではあったがキングの次だったので、外見での驚きはそれほどなかった。

 

打ってみてすぐに驚いたことは音楽。

ドラム回転中、リーチ中がメロディーのある音楽になっていたことにとても驚き、最初は違和感がものすごくあった。

クイーン以前のドラム機は、音楽が流れるのは大当たり中だけで、回転中リーチ中はビヨンビヨンビヨン・・・・とか、ファンファンファン・・・とか、繰り返しの効果音が流れる物ばかりだった。

他の液晶パチンコ等では、音楽が流れる物はたくさんあったが、ドラム機だけは頑なに連続の効果音になっていて、それがドラムらしさのように意識はしてなくても感じていたものだ。

クイーンで初めてそれが変わり、以後の機種は大体音楽になっていたような気がする。

 

新たな特徴として、リーチ時の1コマだけだが逆回転が初搭載。

でもこれはある程度予想していたことで、驚きは特にしなかったが体験出来た時は妙に嬉しかった。

それよりもリーチ時のドラムの動きは個性的。

音楽に合わせてしばらく最終停止の中リールは準備運動を行い、更に最後の1周で音楽が変わり、ドラムのスピードが一段階落ちて図柄が近付く程『来るよ来るよ~』とばかりに煽る音楽になる。

これはドキドキ感の演出に非常に効果的だったと思うし、この機種がヒットした一因だとも思っている。

 

このフィーバークイーンⅡも、他のドラム機同様に好きだったが残念な点もあり、当時の私はフィーバーキングⅡの方がどちらかというと好きだった。

残念だった点は、リーチ時最終リールがスピードを落として即停止してハズレることが結構多く、リーチが盛り上がらないことが多かったことと、リーチ演出の影響で、キングⅡにあった+2コマからの再始動がなくなったこと。

 

クイーンの与えた影響は大きかった。音楽だけではなく、この『盛り上がる音楽』で最後の1周で煽るというパターンは以後のドラム機で増えたパターン。

それまでは、概ね止まりやすい周回やコマ数はあったが、ドラムパチンコでは当たり図柄が通る度に『止まれ!』と念じていたものがクイーンから変わっていった。

クイーン以降はスーパーリーチを搭載したドラム機が増え、本当にノーマルリーチだけで盛り上がった(当時)最後の機種かもしれない。

 

クイーンドラムのエピソードとして聞いた話ではあるが・・・・

このクイーンにも、アタックGP依頼搭載が当たり前になった朝一出目がある。中段に赤7のゾロ目。

ある時ある店のパチ屋で停電が発生した。

クイーンの電源が落ち、電気が復旧した際ドラムが動き出し朝一出目になるわけだが・・・・

クイーンを打っていた客の一人が、『 赤7が揃った! 』と興奮したそうだ。

『 当たったぞ!当たったのにアタッカーが開かない! 』と、従業員に食って掛かったらしい・・・

当然従業員は朝一出目であることを説明したとは思う。おそらく出玉補償などはしていないだろう。

だがこのトラブルがあってから、トラブル以後に開発されたドラム機では朝一出目はゾロ目になっていないと聞いた。

クイーン登場後もしばらくはゾロ目の台はあったが・・・パチンコの開発にはある程度の時間がかかることを考慮すると、もしかしたら真実かもしれないなと思っている。全部確認したわけではないが、最近のドラムパチンコの朝一出目はゾロ目ではない。

 

今回はクイーンだけで終わり。続きは次回