ちょっと更新間隔が開いてしまったが・・・夢幻伝説のことをぼちぼち書いていきたい。

 

夢幻伝説は時短機である。

時短・・・現在のパチンコでは当たり前に使われている言葉だと思うが、私がパチンコを始めた頃は時短という言葉は存在しなかった。

時短機能を搭載した第1弾デジパチは、ニューギンのエキサイトレディ2という機種だ。

↑エキサイトレディ2(ニューギン)

初当たり確率 1/223

賞球 7&15 出玉約2300個

 

全ての大当り終了後、メインデジタルが50回転するまでの間、ミニデジタルの確率は通常時から高確率で抽選されていて変わらず、回転時間が極端に短くなり、また電チュー開放時間は長くなり、玉をあまり減らさずに回せる・・・というのが触れ込み。

 

エキサイトレディ2は歴史に残る機種だと思うのだが、知名度はかなり低い。昔からパチンコをやっている人でもこの機種を知らない人が案外多い。

かくいう私も、実はこの機種は数える程しか打っていない。

理由は、『顔が好みじゃないから』

打ってみたいという気にさせる外見ではなかった。図柄を揃えてみたいという気にならなかった。

今画像を見ると、気持ちが理解できる人もいるのでは?と思う。

 

エキサイトレディという時短機が登場したのは、それなりの時代背景がある。

元を辿れば、このブログで何度か書いている、ダービー物語から始まった『連チャン規制』だ。

↑ダービー物語(平和)

一旦ダブルと3連以上に発展する確率がこれまでの連チャン機にはない程高かった。

この射幸性がお上の目に止まり、規制されることとなった。

 

実質、大量にはびこっていた連チャン機は全部ダメ!!ってことになった。

連チャンが許されるのは、合法的な大当りの確率変動が認められたCR機のみ。

そのため現金機はノーマル機が大量に出回ることとなるのだが、一部現金機の確変機があった。

しかし、現金機の確変機は大当りの確率は変わらないので確変中に大はまりすることも結構あり、オヤジ打ちしていると玉減りが激しい機種が多く、いまいち世間のウケが良くなかった。

 

そこでニューギンは考えた。

確率変動という機能はルール上の制約が多い。(一定回転数のみ確変等という機能は認められていなかった)

そこで確変ではなく、普段からミニデジタルの確率は高確率にし、デジタル回転時間を普段は長く、電チュー開放時間は短くして拾われにくくし、時短が発動になったら回転時間を短く、電チュー開放時間を長くして玉減りを抑え、その間に当たれば擬似的に連チャンを再現できると・・・そう、連チャンは規制されてしまったが、時短機は擬似的な連チャンを作り出すために生まれたのであった。

確変のような制約がないので、色々な可能性も秘めていたのだが、夢幻伝説は時短機の自由さをうまく生かした機種だと言えるだろう。

 

当り図柄には関係なく、どんな図柄で大当りしても大当り終了後に上のようなおみくじ抽選がある。

おみくじは1~16までの数字で、3か7が表示されれば時短になり、それがおみくじで2,4、6、8のいづれかが表示されるまで続く。

うまく行けば10連チャンクラスもありうるギャンブル性の高さを持った機種だった。

なんのための連チャン規制だったのか(笑)

 

私はこの機種とは相性が良かったみたいで、特に福岡で打った際は(何連だったか忘れたが)大連チャンを何度か経験した。

一回は全て取り切れず時短中閉店ということもあった。

 

続きはまた次回!