忙しいのを言い訳に更新間隔がどんどん開いてきているのだが・・・
今回は三共のデジパチ「フィーバーフェスティバルⅠ」だ。
初当たり確率 1/240
賞球7&15 出玉2300個
数珠繋ぎ連チャン機
この機種が登場した時には、とにかくそのデジタルのデカさに驚いた。
同社のフィーバーキングⅡを初めて見た時のインパクトに匹敵する位の驚きがあったことを覚えている。
なにしろ、遠くから見てもデジタルの状態がよく分かった。
1個1個が独立したデジタルになっている関係上、ゲージはかなり変則的であった。
真ん中のデジタルの両脇を経由した玉にのみヘソ入賞のチャンスがあったのだが、脇にある2本釘とその下の風車の向きをマイナス調整されると、面白いようにヘソに玉が集まらず・・・・また、それほどひどい調整でなくとも入賞ムラの大きい機種だったと思う。
デジタルの停止順序は左→右→中で、左右テンパイでリーチとなるのだが、真ん中のデジタルは進行スピードが3種類あるというだけで、特別にスーパーリーチと呼べるようなものは搭載されていなかった。
スローになるタイミングで多少熱いポイントはあった。
私がフィーバーフェスティバルⅠの中で好きだったのは、まずは大当たりした直後。
「大」「当」「り」3つの文字がそれぞれのデジタルの上から降ってきて、ビヨンビヨンと弾む♪
これが気持ちよかった(笑)
そしてサウンド。通常時の回転音とデジタルが停止した時の効果音が特に好きだった。
大当たり中のサウンドを含め、なんとなくフィーバーフラッシュⅠに似ている気がした。
フィーバーフェスティバルⅠは数珠繋ぎ連チャン機だった。
その仕組みは、内部の細かい点を考えなければ一時期三共が乱発していた保一連チャン機に似ている。
初当たりは、1/24と1/10両方クリアすれば当たり。したがって1/240になるのだが、連チャンモードに入ると1/10の方がフリーパスになり、1/24で当たる。少ない回転数で当たりやすくなるのだ。
連チャンモードに入るのは、大当たり時に2/21をクリアした時。
およそ初当たり10回に1回の割合なので、突入率は低いが、一旦突入すると2/3で継続する。
しかも、平和の綱取物語や西陣の春夏秋冬のように、地獄モードといえる状態がないのがこの機種の魅力だった。
この時代の大ヒット機種なのだが、まさに“鬼”の地獄モード(確率1/988)の存在で、私は好きではなかった。
東京の某店で135連チャン(?)が出て知名度が高くなった当時の人気機種。
綱取物語ほどではないが地獄モードがあった。(確率 1/420)
フィーバーフェスティバルⅠは、連チャンモードこそあれ、地獄のないまさに良心的な機種であった。
1/240の通常の確率であっても50回転以内に当たる可能性は十分にあり、連チャンモード中の明確なサインというものもないので、早い当たりが来ると連チャン状態なのかどうなのか・・・ドキドキしながら打つ楽しみがあった。
そこそこヒットしたと思うのだが、分かりやすい連チャンではなかったせいか、大ヒットとはいえなかった気がする。
その後、大一から「CRビッグソロッター」という機種が登場したが、フィーバーフェスティバルⅠのパクリじゃねーか!!と思ったのは私だけではなかろう・・・業界の事情は知らない・・・