前回まで、あまりいいことは書いていなかったポンポンガールの3回目である。



リーチ時間が長いということを除けば、ポンポンガールは打ち手にとっては嬉しい機種だった。


まずは連チャン性だ。

雑誌記事では、25%近い高確率の保留玉連チャン機と紹介されていたが、実際に打ってもそれを実感できるものだった。

連チャンは保留玉全てにチャンスがあり、発生率は高かった。

個人的な印象では、麻雀物語よりも若干強力という感じ。

大連チャンはそれほどないが、ダブルやトリプルはよく起こった。

しかし、その発生要因を私は知らない・・・。


もうひとつは出玉だ。

ポンポンガールは、アタッカーがウィング式で、出玉が多くなりやすい設計だった。

ウィング式のアタッカーの場合、玉が入賞してからウィング上をユラユラ動いた後で検知センサーに向かうので、その時間中に別の玉の入賞が見込め、規定の個数以上の入賞が起こりやすく、出玉も多くなる。

同じような機種では、三共のフィーバーレジェンドシリーズが有名だ。



↑フィーバーレジェンドⅡ(三共)

詳細は以前の記事に書いている(2012年1月22日)


私が打った感想では、アタッカー上を遊ぶ時間は、フィーバーレジェンドの方が長かった印象。

だが、ポンポンガールでも通常のアタッカータイプよりは出玉は多くなっていた。



↑ポンポンガールのアタッカー



↑フィーバーレジェンドのアタッカー


ウィングの上をユラユラ遊んだ玉は下に落ち、入賞口に向かうわけだが、真ん中の入賞口が両機種ともVゾーンになっている。

フィーバーレジェンドで言われることはなかったが、ポンポンガールの場合はVゾーンが小さく、「パンクの危険あり!注意!!」と謳っている雑誌が多かった。

しかし、自分が打った感想ではパンクの心配は全くなかった。

以前にこのブログで書いた、京楽のアップルラインの方が余程危険だ。

まぁ、少し前に弾丸物語SPの記事に書いたようなことも有り得るので油断は禁物だったろうが・・・・。



↑アップルライン(京楽)

2014年5月の記事に書いたが、私はこの機種で数回パンクを経験している。


出玉が多めで高い連チャン性があり、打ち手にはとても有利な機種だったが、そのせいかヘソの釘は少し厳しい調整が多かった気がする。

打っている時の恥ずかしさもあり、ポンポンガールを打つことはそう多くはなかった。


三星はこの機種以降、このエロ路線を加速させた、ギャルズ13、麗ギャルズ等を発表した。



↑ギャルズ13(三星)

大当たり確率 1/201

賞球7&15 出玉約2400個

ノーマルデジパチ



↑麗ギャルズ(三星)

大当たり確率 1/233

賞球6&13 出玉約2000個

1/3突入&継続の時短機


ギャルズ13は、当たり図柄が数字付きのギャル(笑)で、大当たり中に野球拳が繰り広げられ、男のロマンを掻き立てるのだが・・・・

この機種において重要と思われる、肝心要のビジュアルが、小学生が書いたようなレベルの物で、ちょっと「大人の遊び」とはいえないような代物だった。

ビジュアルではポンポンガールから劣化していると思うのだが。


麗ギャルズは、問題だったビジュアルが改善され、ギャルズ13ではゲーム性に意味はなかった野球拳をゲーム性に取り入れた、ギャルズ13の進化版である。


だがパチンコで野球拳と言うと、下の機種が思い浮かぶ人が多いのではなかろうか。



↑野球拳(三洋)

そのままのタイトル。2014年7月に書いたブログで少し触れている。

この機種の野球拳は、ゲーム性には一切関係なく、大当たり中にのみ関係する「ギャルズ13」と同様の物。


まぁ、「パチンコとエロ」「パチンコとギャル」というのは、液晶機の登場以降、何かしらの形で残っていると思う。

なんだかんだ言っても、パチンコ遊戯者の多くは男性であることが大きいだろうか。

規制が厳しくなっているのかもしれないが、タイアップ以外で面白い試みの台が出てくるのか・・・

規制といえば、脱衣麻雀で芸能人を模したものが出てこないのも、規制の影響のようである。

モノマネされている本人には歓迎されることかもしれないが、客としては何か寂しい気がする。

もう少し自由にのびのびと、色々出来ないかと思う。