スマイルのゲーム性は、一般的な2回権利物と同じだ。
まずはヘソ通過でデジタルを回す。(確率1/235)
13種類の図柄のゾロ目か、左デジタルのみ存在するニコちゃんマークはオールマイティ図柄で、これプラスゾロ目でも当たり。
デジタルが揃ったら即右打ち。
玉が入りさえすればOKの、飾りだけの振り分け役物をクリアして権利発生。
そのまま右打ちで16Rの権利を消化する。
2回目はデジタルの確率10倍アップというもの。
本当にオーソドックスではあるのだが、特徴の第1点は、「大当たり即右打ち」というところだ。
ほとんどの権利物は、デジタルが揃ってもそのまま通常打ちをし、ないも同然の振り分け役物をクリアした後右打ちという機種が多い。
特に初心者と思われる方々や、台の特徴やゲームの仕方を事前に考えずに打つ客は、これに戸惑う場面がしばしば見られた。
そのためメーカーは、「大当たり→即右打ち」というわかりやすい形にしたのだと思われる。
しかし、これには危険も伴う。
権利物は、権利発生中にもデジタルが回る。
権利発生中にデジタルが再び揃い、振り分け役物に玉を入れてしまうと(正確には振り分けを通過すると・・・になるのだが)パンクになる。
通常の権利物の場合、デジタルが揃って役物に玉を入れ、権利が発生したら保留玉の消化が始まるが、この時は打たずに保留玉の消化を見守ることでパンクを防ぐことができる。
まぁ、滅多にあることではないのだが、連チャン機でなくとも、自力で保留玉で当たってしまうことはある。
役物に玉を入れるとパンクする可能性が高いので、完全に保留玉が消化しきってから権利消化をするわけだ。
このようにせず権利が発生したらさっさと右打ちする客が実際には多かったのだが、自分はそうしていた。
スマイルの場合には、そうはいかなかった。
役物も右打ちで入れ、アタッカーも右打ち・・・アタッカー開放のための回転体付きのチャッカーも当然右打ちで対応する。
デジタルが揃って右打ちで役物に玉を入賞させている間に、回転体にも玉が乗ってしまうのだ。
そのため、権利発生後の保留玉消化時にも打ち出しを止めるわけにはいかないことがほとんど。
↑盤面右側はこのような状態。
一番上が、事実上振り分けはない振り分け役物。
その下にアタッカー開放のための回転体があり、その下にアタッカーがある。
このアタッカーは、釘調整にもよるが拾いがよく、権利は気持ちよく消化できた。
権利発生中にデジタルが揃ったらどうなるのか・・・・打ち出しを止めるしかない。
打ち出しをやめるとどうなるのか・・・パンクは防げるが、回転体に玉が乗っている可能性が高く出玉が減る。又は1つのラウンドでアタッカーに1個も入らずにエラーになる。
スマイルを初めて見た時、まず頭に浮かんだのはこのことだ。
確率は1/235なので、保留玉で自力連チャンすることは早々あることではないのだが・・・
自分は2回経験があり、目撃もある。
権利発生中にデジタルが揃うと、デジタルでも「危険!打つのをやめろ!」みたいなメッセージが流れた。画像がなくて申し訳ない・・・。
もうひとつが、このデジタルにも特徴があったのだが、長くなったので続きは次回にする。