今回は、アメリカンドリームⅤの外見を中心とした話にする。
まずこの機種で画期的だったのは、男がモチーフだったことだ(笑)
業界初の液晶テレビ搭載デジパチ「麻雀物語」の与えた影響は大きい・・・・
麻雀物語は、当時ゲーセンで隆盛を誇っていた「脱衣麻雀」がモチーフであった。
いわゆる“男よりの目線の台”言い換えれば“セクハラ台”になるのだろうか。
麻雀物語以後に登場した台は、どれもが程度の差こそあれ、この“男よりの目線”というのは共通していた。
大当たりしたら、美女と思わしきキャラクターが出てきて祝福し、場合によっては液晶内で服を脱ぐという演出が当時定番になっていた。
そこに一石を投じたのがアメリカンドリームであるとも言える。
これまでなら、こういう画面で登場するのは必ず女性キャラであった。
まさに硬派!これぞアメリカンドリーム!!
そして大当たり最終ラウンドでは!!!
・・・・結局、最後にはやっぱり「男目線」になっている部分はあった(笑)。
このアメリカンドリームが、男目線の殻をひとつ破ったことによって、後に三共からは超硬派な台が出現することになったのだ。
私はそっち系に興味は全くないので話はこれ位にする・・・
アメリカンドリームのデジタルは、パチスロのように5ライン有効のデジタルになっていた。
そして、その動きが今では珍しくもなんともないのだが、当時は画期的なものだった。
それは「当たり図柄が近づいたらスローになり、通り過ぎたら動きが速くなる」というもの。
今ではほんとに当たり前のことだが、当時はリーチになれば、特別なスーパーリーチ等は置いといて、とりあえず均等にスロー回転になるというのが定番だった。
最初の液晶デジパチ麻雀物語もそうだったし、ドラム式の台もそうだ。
当たり図柄付近だけスローになるというのは、ありそうでなかったアクションだろう。
そして、このようなリーチアクションは、誰が言いだしたのかは知らないが、しばらくは「アメドリリーチ」と呼ばれるようになった。
そして、このスローになる回数によって、信頼度が決まっていた。
1、2回目のスローでは絶対に当たらない。
当たる可能性があるのは3回目から。
4回目のスローに入ると、当たるか前後1コマずれで停止。
5回目のスローに入れば大当たり確定
↑というもの。
似たようなことを過去に本ブログで書いている。
三共の「フィーバーファンタジーⅢ」だ。
フィーバーファンタジーⅢの方が、アメリカンドリームよりも後に出ている。
また、フィーバーファンタジーⅢの方がスロー回数がアメリカンドリームよりも1回少ない。
フィーバーファンタジーⅢの場合は4回目のスローで100%当たる。
アメリカンドリームは、外見のネタがまだある。
長くなりそうなので、続きは次回にまわすこととする。