前回の続き。
アメリカンドリームⅤは、チャンスタイム中の保4入賞により連チャンが発生していた。
内部的には、スタックオーバーフローと呼ばれる現象が発生し、その処理の中で、保4が当たりに書き換えられる可能性があった。
チャンスタイム中の保留ランプ点灯が連チャンに絡む機種になるわけだが、過去機種では、三共のフィーバーボルテックスⅡが頭に浮かんだ。
初当たり確率 1/240
賞球7&13
最高継続ラウンド10Rの旧要件機
2桁デジタル+ルーレットのゾロ目で当たり。
最終停止出目はルーレットの方が盛り上がりそうな気がするのだが、なぜか最終停止出目はデジタル表示の右出目。
大当たりすると、ドットのデジタルに「大当り スタート」の表示が左から右に流れるが、この時間がチャンスタイム!
この間に点灯した保留玉は約50%の確率で連チャンした。
保留何個目かは無関係。ただし、チャンスタイム中に保留に空きがないといけないので、常に最低でも1個の空きを作りながら打った。
打ってみた感覚としては、チャンスタイムがやけに短く感じられた。
あっさりと入賞失敗して、(保留を常に空けておくという)それまでの我慢は何だったんだと虚しさを感じることもしばしばで、あまり精神衛生上好ましい台ではなかった・・・というのが個人的な感想。
アメリカンドリームと時期が近いが、ブラボーキングダムも保留を空けて打つ代表かもしれない。
大当たり確率は、1/25の天国モードが1つと、確率ゼロの地獄モードが8つ
賞球7&15 出玉約2300個
大当たり終了後の保留玉消化を、玉を打たずに見守り、一度もリーチがかからなければ、その後保留ランプ3個目をつけないように、常に空きを作って打つと、1/25の天国モードが継続する。
運の要素があるとはいえ、効果的に数珠連を継続させることができる画期的な台だった。
この機種は、保留を空けて打つことが条件なだけで、チャンスタイム中の入賞という概念はない。
古い話になれば、三共のフィーバーレクサスシリーズも該当するかもしれない。
初当たり確率 1/223
賞球7&13
最高継続ラウンド10Rの旧要件機
レクサスシリーズは、Ⅵ-Dが最も有名だと思うのだが、自分は一番打っているのは写真のⅥである。
保留ランプをつけずに打ち、当たってアタッカーが開いてから打ち出す。
たったこれだけで連チャンした。
電源を入れてから一度も保留ランプ4個目が点灯していない朝一状態の台ならば、80%以上の確率で連チャンした。(朝一での強制連チャンは4連チャンまで)
朝一状態でなくとも、単発回しで当たれば約50%で連チャンした(ただし、強制連チャンはダブルまで)。
この機種は、アタッカーが開いてから打ち出すということさえ守れば、保留ランプを付けるタイミングは特に限定されなかった。
大事なのは保留ランプの4個目は絶対に点灯させないことと、当たった時に保留ランプが空であること。
単発回しは、ハマる程相応にしんどかった。
アメリカンドリームと同じ三洋でも、朝一単発回しが有効な「パニックイーグル」という機種があったのだが、残念ながら私は一度も打っていない。
三共のレクサスシリーズ、豊丸のドンスペシャルBとセットで語られることの多かった台。
なのだが、設置が少なかったようだ。
デジタルの前後の出目が半分見えるのがスマートさを欠いたとか、大ヒットに至らなかった理由には諸説あるようである。
で・・・アメリカンドリームⅤに話を戻すと、常に保4は空けておくということで、実際には2個目が点灯したら打ち出しをやめるというやり方をしていた。
間違って点灯してしまっても、レクサスと違い消化させて当たらなければ問題ないし、基本的に連続回転させられるので、単発回しのようなストレスもなく、面白い台だった。
正式な連チャン確率を把握してはいないのだが、チャンスタイム中の入賞が成功すれば、感覚的には50%前後は連チャンしていたような気がする。
アメリカンドリームⅤは、コアまるみつでよく打っていて、出玉が少ない機種にも関わらず、初当たりの半分近くが連チャンして10万オーバーの勝ちを経験したのがいい思い出である。
この打ち方は、当時雑誌にデカデカと掲載されていて、前身のブルーハワイと同等だったので、ほとんどの客は理解して保4を空けて打つだろうと思うのだが・・・
実際には、あんなに派手に雑誌に載っているにも関わらず、ずっとおやじ打ちで平気で4個目を付けて打っている人が結構な数いたものだ。
見ているとリーチ中も打ちっぱなし・・・・なのだが、たまたまヘソに入賞せず4個目が空いた状態で当たり、たまたまチャンスタイム中に4個目が点灯して条件を満たし、連チャンするというラッキーな人もちらほらといて、連チャンした人が一際目立つということはなかった。
三洋は、アメリカンドリームの後に「野球拳」という、同じく保4で連チャンするデジパチを発表した。
↑野球拳(三洋)
初当たり確率 1/237
賞球7&15 出玉約2300個
保4の連チャン機
当初は、ブルーハワイやアメリカンドリーム同様の連チャン方式と推察され、保4を空けて打つことが良し!とされていたが、この機種はこれまでと違う方式のシステムを採用し、基本的には狙えない、誰がどう打っても約20%の確率で連チャンする機種になっていた。
厳密には、体感機で大当たり終了のタイミングを調整することで狙えたようであるが、自分は実践していない。
当時はまだまだ攻略法がたくさんあった時代だが、ダービー物語事件を皮切りに連チャン機が減っていき、CR機が増えるに伴って、段々攻略できる機種は減っていったように思う。
今回はアメリカンドリームのリーチアクション等も書くつもりだったのだが、長くなったので次回にまわす!