長くパチンコをしていると、様々な体験をする。

大勝ちがあれば大負けもある・・・ラッキーな出来事があれば不幸なこともある・・・・

今回はラッキーな出来事のひとつを書きたいと思う。


それは・・・・『 座って1回転での大当たり 』だ。

ここで言う1回転とは、全く有利ではない状態での1回転だ。

連チャンでの1回転や、確変中や、モーニングのある機種、店の仕込みモーニング、ハイエナ・・・それら全てを除いた、正真正銘の座って1回転。


自分はパチンコでは2回、パチスロでは1回ある。

ただ、パチスロの場合は、真に自分が座って1回で当たりを引いたのかの確信というか証拠はないので今回はネタにしない。


パチンコの2回のうち1回は、以前記事に書いたフィーバーキングⅡ



↑フィーバーキングⅡ(三共)

初当たり確率1/254


座って1回転で、中断にBAR(とチェリーの複合図柄)でリーチがかかり、ノーマルな停止で当たった。

モーニングや確変や連チャンを除いて、1回転で当たったのはこの時が初めての経験で、最初なにが起きたのか分からずポカ~ンとしてしまっていたのを思い出す。


もう1回の経験は、奥村のデジパチ「ドリームグランプリ」



↑ドリームグランプリ

初当たり確率1/235

全ての保留玉で連チャンあり 約18%

1回の出玉 約2300個


奥村の液晶テレビ搭載パチンコ第2弾である。

現在ゲーセンでしかパチンコを見ることがない自分だが、今のパチンコの液晶モニタは、どれもものすごく綺麗だな~と思う。と同時に、個性がないな~とも感じる。細かく表示内容を見ずに、液晶の質だけではメーカーの違いもほぼ分からない。

今現役でパチンコをしている人にとっては「そんなことないぞ!!」と反論もあるかもしれないが、少なくとも自分はそう感じるというだけである。


で、話を戻すと、業界初の液晶モニタだった平和の麻雀物語の登場以降、各メーカーから液晶モニタを搭載したパチンコが発表された。

その「液晶モニタ搭載パチンコ」の黎明期においては、奥村と三洋の液晶は特に美しく、メーカー毎の違いが顕著だったようにも思う。

奥村の液晶モニタ搭載パチンコ第1弾は、ナンパ大作戦であった。



当時、私の中で、「奥村といえば赤の単色ドット」だったので、この機種を見た時はそれまでのイメージと大きく異なり驚いたものだ。

麻雀物語を意識したのか、大当たり中の脱衣もあり、メーカーのイメージを変えたいのかな?と思えるような作りだった。

自分は個人的に、唇がパクパク動く表示が好きになれず、ナンパ大作戦はほんの数回打っただけで終わった。


続いて登場したドリームグランプリは、ナンパ大作戦から一変してバイクレースがテーマの硬派な内容になった。

バイク全面に数字が書かれ、これが3つ揃えば大当たり。

図柄にアルファベットや記号等はなく、1~15の数字のみだった。

リーチアクションはシンプルで、ノーマル・ロング・2段階の3種類のみ。

まぁ当時は、「リーチはノーマルしかない」という機種もたくさんあったので、特段地味というわけではない。


そしてドリームグランプリには、豊丸の「ピカイチ天国」を思い出させる大当たり判別があった。



↑ピカイチ天国(豊丸)

リーチがかかった瞬間、右デジタルでめくれて見えた図柄が最終停止図柄になる。

良く見てれば誰にでも分かるレベルで、これが分かると一気にリーチが盛り上がらなくなった。
詳しくは→http://ameblo.jp/spark-cx/entry-11137923882.html


ドリームグランプリの場合は、ピカイチ天国ほど単純ではないのだが、ノーマルの場合もロングの場合も、最終停止の右デジタルの進行コマ数は決まっていたのだ。

ノーマルの場合は、プラス5コマ(マイナス10コマ)の図柄からスタートすれば大当たり確定。ロングの場合はプラス9コマ(マイナス6コマ)からスタートすれば大当たり確定

言い方を変えると、リーチがかかった時にすぐに右出目を見て、プラス5コマ(マイナス10コマ)から始まれば大当たり確定で、プラス9コマ(マイナス6コマ)からスタートした場合は、ロングリーチに発展した時点で大当たり確定ということである。

ちなみにそれ以外だとハズレ確定かというとそうではなく、ノーマルで外れた後の2段階に期待ができた。2段階になれば大当たり確定である。



↑2段階になった図…バイクがこければ2段階で大当たり確定


上の説明で分かっただろうか・・・ピカイチの場合は、見えた図柄がそのまま最終停止図柄だったので、単純極まりなかったが、ドリームグランプリの場合は、ちょっと計算が必要な分、飽きは来なかった。図柄が10以下の数値の場合は5をプラス(1でリーチなら6)し、11以上の数値の場合は10をマイナス(11でリーチなら1)するということをリーチの度に計算していて楽しかった。

リーチがかかった瞬間に、ハズレが確定することがないというのも良かった。


で、前置きがかなり長くなってしまったが、ある時ひょいとドリームグランプリに座った。

打ち始めて1回転目でリーチ!スタート図柄は「10、10、15」・・・ん??当たりじゃね??

そのままノーマルでピタリと大当たり。

ドリームグランプリに2~3度目の挑戦の時だった。

持ち球遊戯が出来たのだが、1回転で大当たりというラッキーで得た出玉はこれまたストレートで台に返してやりましたとさ。