前回までで、連続した藤商事の機種シリーズは一応終了になるのだが、も1機種追加で書きたい。
それは、「 バンガード 」
近年は、同じ名前のパチスロもあるので、バンガードと聞くとそっちを思い浮かべる人もいるかもしれない。
大当たり確率 1/208
賞球 7&15
出玉 約2300個
ノーマル機
連チャン機の規制が入ってから登場した機種。
それまで藤商事は、アレパチだけに留まらずデジパチにおいても、ターンバックシリーズやえびすシリーズといった、独自の個性溢れる爆裂機を排出していたので、この機種も何かあるのではないか??といった雰囲気がかもし出されていた。
実際、怪しいのは電チューである。
この機種、確変がないのにヘソは電チューになっているのだ。
確変がないのに電チューがある機種は過去にもあった。
このブログでも随分前に、マルホンのリバース2を紹介しているが、ヘソが電チューになっていて確変がない場合、連チャンに関わっているのがパターンとして多かった。
90年の内規改正で、デジパチに電動役物を2つ搭載することが認められたため、改正直後は、意味もなく「許可されたから付けてみました」的な電チューも見られたものだが・・・。
↑リバース2(マルホン)紹介記事は→http://ameblo.jp/spark-cx/entry-10607475237.html
で・・・・バンガードなのだが、自分の知る限り、この電チューは電チューとしての意味以上は何もなかったと記憶している。
開発段階では何かがあり、連チャン規制で急遽ノーマル機として仕上げた・・・説を考えている。
バンガードのV字のデジタルには5つの数字があり、一見揃い辛そうに見えるが、実際はV字の一番上の2つがワンセット、V字真ん中の2つがワンセットになっていて必ず同じ図柄になる。
そしてV字の下部頂点だけが1個の数字で、実質3桁デジタルと変わりはない。
停止順序は上→中→下で、停止前にスローになって数コマ進むなどの動きはなく、ピッ!ピッ!と小気味よく停止していた。
自分はこういう潔い停まり方は好きである。
例えば大一のエスケープ2などは、通常時からひとつひとつのデジタルが数コマ動きながら停止していた。
こういう機種の場合、慣れて冷静にデジタルを見れる状態ならばいいのだが、そうじゃない時には「リーチかな?」と一瞬思ったけどリーチではない・・・ということがしばしばあった。そういう事がストレスになるので、デジタルは潔く停まる方が心地いい。
少々違う話になるかもしれないが、デジタル図柄が滑って「リーチになるか??」と思いきやそれの1個ずれ(いわゆるイーシャンテン目?)になる機種等も後半になるほど出てきたが、こういう機能は大嫌いである。パチンコが段々つまらなくなってくる前兆だったとも言えるかもしれない・・・これの代表機種はニューギンのCR大江戸日記であろうか。
↑CR大江戸日記(ニューギン) リーチか??と思いきや残念でした~ってのがなければ好きな部類の機種。残念!
バンガードは上からリズミカルにデジタルが停止した後、上と中がテンパイすると一番下にある1個のデジタルがリーチアクションに入る。
リーチアクションはシンプルで、全部で3つ。
ひとつはノーマルリーチで、デジタルがスローになるだけ。スローと言っても肉眼で確認できる速さというだけで、結構デジタル進行スピードは速かった。
ノーマルリーチで当たることもある。
次はスーパーリーチと言えるもので、ノーマルでしばらく進んでからコマ送り位の動きになるもの。
こうなると、当たるか前後1コマずれで停止するかのいずれか・・・なのだが、表面上の確率1/3よりも当たる率は低かった。
最後は一番信頼度の高いスーパーで、ノーマルリーチを経由せずに、いきなりコマ送りになるというもの。
最終的な停止パターンは、上の「ノーマルを経てコマ送り」と変わらないのだが、こちらの方が圧倒的に大当たりになる率は高かった。感覚的には1/2位で当たったような気がする。
この、V字型の5つのデジタルは見た目のインパクトが大きく、表示も好きな7セグで、揃った時が気持ちよかったので結構打った。
複数の店で打っているが、印象に残っているのは上通りの大統領という店である。(現在は閉店している模様)
三星の「トリプルキング」が新台で導入された時、トリプルキングは当然満席・・・斜め向かいのシマのバンガードを、自分一人だけで打っていたのが思い出になっている。