今回はクルクルセブン。

アレジン、エキサイトが絶好調の藤商事が放った1回権利物。

時期でいうとアレンジマン登場時期に近いのだが・・・どちらが先なのか、又は同時だったのかは忘れてしまった。




遊び方は、まずデジタル横の入賞口からクルーンを狙う。

クルーンには前に2つ後ろに1つ、計3つの穴があり、奥穴入賞でデジタル回転。

デジタルは0~9の数字のみあり、3つのゾロ目か、7が2つ出現すれば当たり。

下部アタッカーが約6秒開放するので、中央に玉を乗せる。

アタッカーが閉じたら権利発生で、右打ちで16Rの権利を消化する。

権利終了後、デジタルが7回転するまでデジタル確率が10倍アップする連チャン権利物である。


大当たり確率1/100

大当たり終了後7回転のみ1/10

賞球6&13

出玉約2000個


他の藤商事連チャンアレパチ軍団とは異なり、大当たり判定方法は一般のデジパチと同じで、確率アップの仕方も他の権利物等と同等。

ということで、アレジンのような理不尽とも思える大ハマりはなく、素直で安心して打てる機種であった。


デジタルは、アレパチと異なりデジパチのように回転時間があった。

左と右が同時に停止した後中デジタルが停止し、左右でテンパイしていればリーチアクションに入る。

リーチアクションは、単に中デジタルがスロー回転するだけの、いわゆるノーマルリーチしかなく、当時としても非常にシンプルであった。

また、左右がテンパイする時は揃った状態で回転するという特徴があった。

そのため打ち手は、デジタルが停止する前に、左右同じ出目が停止するのが分かった。

クルクルセブンは、7が2つ停止すれば大当たりなので、左右で7がテンパイすればその時点で当たりが確定する・・・左右が同じ出目になるのが分かると「7よ出て来い!」と祈ったものである。


デジタルが当たりで停止すると、アレジンと同じファンファーレがなり、同じサウンドでアタッカーが開き、大当たりの電チュー開放の時以外は、アレジンと同じ「ゲコゲコ音」が鳴り響いた。

人によっては手抜きと考えるかもしれないが、私はあのサウンドが聴けるだけで嬉しかった。


攻略法というほどのものでもないが、この機種を打つ時はちょっとしたコツがあった。

それは、「クルーンには単発で入れること」

クルーンには、奥の穴に誘導するための突起があったのだが、クルーンに玉が2個以上入るとお互いに邪魔しあって、この突起が有効活用されないことが多かった。

そのため、クルーンに玉が入ったら打ち出しをやめる方が、トータルで回転率はよくなったと思う。


この機種はスペックが甘く、そこそこ回る台に座れば堅い台だったのだが、当時の私はこのサウンドを聴くとアレジンやアレンジマンに誘惑されることが多く、これらと比べるとクルクルセブンの実践経験は少ない。

最高連チャン経験は8連チャン。

もっと打っておけば良かったと悔やまれる1台だ。