フィーバービューティフルⅡをゴト師に譲り、これからどうしようと考え・・・とりあえずフロアを変えた。

コア21は3フロアあり、フィーバービューティフルⅡは1階にあったのだが、ゴト師の視界から外れた方がいいと思い、2階に移動した。


そして、打つことに決めたのは、京楽の「アップルライン」




大当たり確率1/205

賞球7&15

最高継続ラウンド16R

出玉2300個

連チャンも確変もないノーマル機


スペックで比較すると、当時の典型的なデジパチで、フィーバービューティフルⅡと異なる点は、確率がアップルラインの方がほんの少し低いことくらい。まぁ、1日スパンで考えるとほぼ影響がない差である。


なぜこのシマにしたのか・・・理由は以下の通り。

①フィーバービューティフルⅡはラッキーナンバー制だが、アップルラインは終日無制限

②まだ5時間以上打てる状況だったので、ノーマル機でも勝機はある

③終日無制限だが、ガチガチに締められてもいない


アップルラインのデジタル表記は6つの枠があり、フィーバーパワフルのような、独立した物の印象を受けるが、実際は縦は繋がっており、左中右それぞれに7が3つ、りんご絵柄が3つある。

6つの枠内全て7か、全てりんごになれば大当たり。


ノーマルのほか、ロングリーチと一旦外れた後の2段階があり、結構面白く、好きな台のひとつだ。

しかし、世間の人気はいまいちだった。

考えられる大きな理由はふたつある。


ひとつは、デジタル回転時間が長いこと。特にリーチはノーマルでも結構長い上、ロングリーチは当時としてはかなり長い部類。

そのため時間当たりの回転数を稼げないし、長く回って外れるイライラもあったと思う。

ただしかし・・・あくまでも『当時のレベルでは』という注釈がつく。

現在のレベルで比較すれば、アップルラインは間違いなく回転時間が短い、リーチもものすごく短い部類に入るはずだ。


そしてもうひとつが、私も泣かされたが・・・アップルラインはパンクする。

おまけチャッカーのあった機種ならともかく、90年の要件改正以降に出てきたデジパチは、基本的にパンクをしないのが当たり前だった。

しかしアップルラインは、アタッカー上の釘とVゾーンまで距離があり、普通に玉が飛ぶ状況でもパンクすることがあった。

私は5回はパンクした覚えがある。


ところで現在のデジパチはVゾーンがないんですよね?

Vゾーンのないデジパチは、ゲーセンでしかやったことがないのだが、なんともシマリのない気がする。


アップルラインはパンクすることもあってか、終日無制限のわりには釘が開いており、客付きがあまり良くなかったのは台を選べるということで好都合だった。

そこで1台を選び打った結果・・・


夜まで打って、連チャン機や確変機のように大爆発することはなくても、終始安定した出方で、アップルラインだけで3万円以上のプラスになった。フィーバビューティフルⅡの勝ち分を合わせると4万円以上のプラス。

帰る間際にゴト師に譲った台とシマを見に行ったが、もう彼らの姿はなかった。

あの後どうなったのかは分からない。その後会うこともなかった。

個人的には、満足の収支で終わり、いけないことだがゴト師に感謝した一日となった。