私は当時は単なるパチンコオタクであり、パチプロではなかった(笑)。
よって金欠になることもよくあり、様々なアルバイトをしていた。
その中で、当然のごとくパチ屋の店員にも二つの店でなった。
一つは、熊本市の繁華街ど真ん中にあった「大劇」・・・多分この店は今もあるのではなかろうか。
もう一つは熊本市北部にあった「パチンコユニバース」という店・・・この店は今もあるのか全く分からない。

今回は、大劇でのバイト時代の話を書きたい。

大劇は、熊本市中心部の更に中心にある立地のおかげもあってか、非常に客の多い店だった。
設置機種は、自分の記憶の範囲で書くと・・・

マーブルX (奥村)旧要件デジパチ
ロータリーセブン (マルホン)旧要件デジパチ
パールセブン (マルホン)旧要件デジパチ
フィーバースパークCX (三共)新要件デジパチ
麻雀物語 (平和)新要件デジパチ
ツインズ (ニューギン)新要件権利物
フルーツパンチ (大一)旧要件一般電役
ニューペガサス (パル工業)パチスロ1・5号機
ビッグパルサー (山佐)パチスロ2号機

まだまだ他にもあったのだが、覚えているのはこれ位である・・・
旧要件新要件入り乱れての設置で、ちょうどその頃にバイトしたわけだ。
後に大ヒット機種となる、平和の麻雀物語を、私はこの店で初めて見た。
というか、私がバイトを始めた時に新台入れ替えでこの機種が入ったのだった。
多分、熊本市ではかなり早い設置だったはずだ・・・私の打つ店ではまだ設置されていなかった。

馬並の青春の軌跡
麻雀物語

当時のパチ屋(とその店員)は、現在とは様々な点で異なっていた。
コーヒーレディなどいない。
台のデータ表示器はない。
一回交換・ラッキーナンバー・定量・・・店の中で機種により営業形態が異なっており、札は重要な物だった。
出玉を運び、ジェットカウンターに流すのは客が自分でするのが当たり前。
店員が客にペコペコしない(笑)。

店員が、店内で喫煙しながら仕事する店もあったが、大劇はそれを禁止していた。
喫煙できるのは飯の休憩の時と合間にある5分程度の休憩時だけ。
休憩時間というのはそれほどなく、基本立ちっ放しの仕事で思っていたより結構キツイものだった。
5分程度与えられる休憩の時は、狭い倉庫の中で急いでタバコを吸っていたのを思い出す。
私は単なるアルバイトだったため、釘調整やパチスロの設定をいじることなどもちろんなく、どの台が優良台なのか等も全く分からなかったわけだが、出玉の増減のデータは見ることが出来た。
そこで、大抵の台が店の勝ちになっていることを知り、分かってはいたのだけれども結構衝撃であった。
大劇のために言うと、もちろん今の状況は知らないし、全てのパチンコ屋は、客に負けてもらうことによって営業が成り立っているわけであるから、大劇だけが特別ということではなかろう。

私はこの店でのバイト時代・・・二回トラブルに遭遇し、それは忘れられない出来事になっている。
長くなってきたので続きは次回!