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判断材料

「判断をしなさい」
よくサッカー指導の場で聞こえる言葉です。

僕ももちろんサッカーをプレーする上での“判断”は重要事項だと考えていますが、“判断材料”が多すぎると選手は迷ってしまうのではないかなと感じます。

最近だと、ビルバオのビエルサ監督のサッカーが日本でも注目されていますね。僕も注目しているのですがビエルサ監督の「サッカーの動きは決まっている」という考え。それも凄まじいセリフですが、実際に選手に落とし込み、実戦し、かつELリーグの決勝まで勝ち進むというのは本当に偉大な事です。さすがビエルサ…。

日本と海外強豪国との違いを“スピード”と感じる人も多いはずです。一言にスピードと言っても、パススピード・走るスピードetc…考えられますが、1番違うのは判断のスピードだと僕は考えます。


つまりなにが言いたいかというと
“日本社会は多様化によって日常生活内の判断材料が非常に多く、判断を下す過程で迷いが生じ、よって判断が遅くなっている。それがサッカーにも通じているのではないか。”

スペインにいた時の話しになりますが、ボールを蹴る時はサッカーをやった事ない女の子も老人も必ずと言って良い程インサイドキックでボールを蹴るんです。僕はそれが非常に驚きました。
スペイン人にとってはそれが常識なんですね。
スペインはスポーツが盛んな国でサッカーも文化として彼らの生活の一部となっていて、サッカーを知っています。判断する以前に、彼らはサッカーというスポーツをある程度理解しているんですね。だからセオリーのようなものは大体把握している(しかも、リーグ戦を通じてサッカーをより理解している)。


イギリスのプレミアリーグもスピード感溢れていますが、それはある種、判断材料が少ないからかもしれません。プレミアではキック&ラッシュという身体のぶつかり合いが重視されたスタイルが確立されており、ボールは前に強く蹴るものだという考えが浸透していると言っても過言ではないと思います。

ビルバオの話しもしましたが、ビエルサのサッカーもスピード感あるサッカーを展開してくれて、90分がアッという間に過ぎていきますね。

日本はまだまだサッカーが文化として定着しているとは言えません。なおかつ情報化社会で“判断材料”が多いです。
やはり材料が多ければ、作る料理も迷ってしまいます。
ある程度限定することによって迷う必要もなく、判断スピードも上がるに違いありません。

もちろんサッカーが選手の成長に大きく関わるのは言うまでもなく、サッカーで判断力を磨く事によって日常生活での判断力も上がるもの。よって判断するという行為は必要不可欠。

2時間ある練習の15分だけでも戦術練習をやり、ミーティングでもより共通理解として落とし込み、イメージの共有が出来れば、判断スピードも上がり、よりスピードが上がると思います。

選手に合った戦術を落とし込めば選手もよりイキイキプレーしてくれ、イマジネーションあふれるサッカーを展開し成長に通じてくれるのではないでしょうか。

photo:01


↑この前行った旭山動物園のシロクマ。動物園の動物はエサも与えられるので、ある程度判断しなくても生きていけます(笑)


多様化されているという事はより将来の選択肢も増え、人生や世界を広げれるかもしれないということ。

サッカーを通じて自分で判断する力を養い、充実した人生を選手達が送ってくれると嬉しく思います。

悩む時間なんてサッカーにも人生にもありませんね!




mura

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