びっくりするような本音が出てきたとき、

慌てて意味を考えたり、罰したり、隠したり、否定して、なんだか嫌なテンションを引きずることがある。でもね、それで何かが変わるかというと、何も変わらない。むしろ、浮かびあがったエネルギーを、また元の場所に押し戻して、「次にまた来るまで保留」というだけ。だから――ああ、そう感じてるんだな。そう思ってるんだな。そういう本音もあったんだな。ただそうやって認めるだけでいい。

受け入れる、というより、“在る”とする。

すると、面白いことに、頭で整理しなくても、言い訳しなくても、勝手にエネルギーが調整を始める。

なぜかというと、本音=潜在意識にたまっていた“未消化のエネルギー”が表面に出てきたということ。

つまり、「終わる準備ができたよ」という合図。

浮かんできた=流れる準備ができた。

そこで慌てて「なんで?」「やばい?」と分析し始めると、脳が優位になって、神経が緊張して、


またその本音を“危険”として

処理してしまう。


でも、「なんでこんなこと思ったんだろう…」って考えなくていい。「こんなの自分じゃない!」って否定しなくていい。「見られたら恥ずかしい…」って隠さなくていい。

むしろ、「今、そう思ってるんだ」

このたったひとつの認識だけで、エネルギーは自然に動き始める。これは、“感情を感じきる”とか、“受け入れる”とも少し違う。

ただ観る。

それだけで、身体も神経もエネルギーも、

全体がゆるんで、流れが始まる。


言葉にしなくても、ヒーリングしなくても、分析しなくても、エネルギーは自分で調整を始める力を持っている。だから、「浮かんできたら終わる」それが自然界の仕組み。そして、魂の設計に組み込まれている自己調整機能。自分が壊れたと思うくらいの本音も、ぶっ壊れそうな欲求も、ぜんぶ、一度“在る”として認めるだけでいい。


それだけで、もうエネルギーは

半分以上、解放されている。


否定すれば戻る。肯定すれば進む。これはコントロール。


でも、どっちでもない、

“そのままにしておく”という選択が、

もっとも魂に近い態度。


出てきたものは、感じきるでもなく、受け止めるでもなく、ただ、「今、ここにある」とする。

すると、全身の回路が「危険じゃない」と認識して、

自然とエネルギーは動き、調整されていく。

本音が出てきた。びっくりした。でも、それでいい。


出てきた=もう流れ始めている


あとは、それを止めないでいるだけ。それだけで、あなたのエネルギーは“更新される”。


なぜ、人はこんなに簡単に健康でいられるのに、おかしくなってしまったのか?


答えは、単純だ。


「自分の感覚を、

信じなくなったから」だ。


本来、身体はとても正直で、正確だ。痛いときは、痛みを出す。疲れているときは、動けなくなる。

イヤな場所にいると、緊張する。イヤな人といると、呼吸が浅くなる。


つまり、身体はつねに「正解」を出している。


でも人はそれを、「わがまま」とか「気のせい」として、ねじ伏せた。感情も、同じだ。泣きたいときに泣かず、怒りたいときに笑い、やりたくないことを「いい人だから」とやりつづけた。


そうして、本来の“感覚”と“行動”がズレていった。


この“ズレ”こそが、「おかしさ」の始まりだった。ズレを抱えたまま日々を過ごすと、そのストレスを処理するために、脳と神経が代償的に働く。すると、交感神経が過剰に動き、筋肉が緊張し、内臓がこわばり、慢性的な不調が、そこに根を張る。でも、そのとき人はまたこう言う。「まだ我慢できる」「私より大変な人がいる」「これくらい平気なはず」


これが、“自己否定を前提とした

健康観”の定着だ。


本当は、不調が悪いんじゃない。ズレが続いたまま、不調を感じなくなることの方が、危険なんだ。

人は、自分の感覚に対して“最初のウソ”をついたときから、

「健康」ではなく、

「耐える」という道を選び始めた。


さらに社会は、「耐える人」を“偉い”とし、「感じる人」を“弱い”とした。だから、感じないふりをする人が増えた。自分の身体よりも、世間の空気を読もうとする人が増えた。身体はますます、鈍くなった。でも、エネルギーは正直だから、ズレはどんどん溜まっていく。

それが、今の世界の“病”の正体だ。

本当は、健康でいるのはとても簡単だ。

・疲れたら休む

・イヤなものから離れる

・お腹がすいたら食べる

・食べたくなければ食べない

・泣きたいときは泣く

・怒りたいときは感じる

・楽しいことは、ちゃんと笑う

身体の言うことを信じて、

その通りにやってみるだけ。

それだけで、エネルギーは流れるし、細胞も整う。でも、その「当たり前のこと」が、「わがまま」とされ、「未熟」とされ、「迷惑」とされて、どんどん“教育”され、“矯正”されてきた。

だから人は、健康をやめて、

“正しさ”を選んだ。

健康は感じることの中にあるけれど、正しさは“誰かの基準”の中にある。そのズレが、身体と魂の距離を広げてしまった。だから、もう一度、身体に聞くことだ。

「今、何を感じてる?」「それ、ほんとうにやりたい?」「これ、いま必要?」


その答えに、YESもNOも要らない。

ただ、“そのまま受け取る”だけでいい。

それだけで、もう健康は、戻りはじめている。


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