自信が空っぽになるとき | 不登校の子ども、障がいのある子どもの学びの場☆スペース海

自信が空っぽになるとき

この数日、不登校の相談が続いていた。

子どもが学校に行けなくなると親はうろたえる。

だれだって、冷静ではいられない。

そんな、お母さん、お父さんに

心から安心できる情報や思いを伝えることができたらと思っている。



私は不登校の子どもを

充電式の電池に例えて説明することがよくある。



不登校の状態というのは、

ただ充電式の電池の電気がなくなっただけだから、

しっかり、充電の期間を取ることが大事なんだと伝えている。



充電式の電池がなくなっているとは、

子どものエネルギーがなくなっているとは、

どのようなことなのか?



エネルギーがなくなっているとは、

子どもの心の中の自信が

空っぽになっていることではないかと思っている。



つまずいて、つまずいて、

自分の思い通りにいかなくて、

自分自身が自分の思うようにはならなくて苦しくなる。


子どもの心の中の自信が空っぽになっているんだよね。



無理矢理動かそうとしても、

コトバで説得しようとしても、自信が空っぽな時は動けない。



大切なのは「自信のふくろ」に自信をためることなんだ。

少しずつでもいい。

どんなことでもいい。

自分でできた、自分にもできるという思いをためることなんだ。



そして、もう一つ必要なことは、

お母さん、お父さんの優しい見守り。

小さな変化に目を向け、

小さな変化に喜ぶ親の眼差しは

子どもの心に小さな羽をつける。

小さな羽がたくさん集まれば、

立ち止まる背中にかかる重荷も軽くなる。



子どもが自分の未来を自分で拓いていくためには、

親、家庭の見守りがなくてはならない。

そして、その親、家庭を支える人が必要なんだ。