この青いだろう空と刈り取られていく大地の狭間で息をして、耳を澄ませば命の枯れる音が鳴り響いている
そんな目には見えない悲劇の日々の反対側では声にならない悲鳴と、声にした歓喜の奇声が
飛び交って
飛び交って
混ざり合って
国を愛する信者達の笑い声は、愛する人を奪われた人々の心に刻み込まれて
顎が外れるほど
爪が肉に食い込むほど
血の涙が流れるほど
我慢して
逃げて
生にしがみついて
奪われた愛と、奪う愛が一つになって全ての人々が日々平穏に過ごして
笑って
笑って
泣いて生きて行けるのか
もしそんな事が現実に起こるとしたら
私たちは水の中でも息が出来る
愛は手に武器を持っている
だから永遠にありえない


