第十七話 不思議な人々 part 12



男が話している最中、Yさん(女性)がj実業家の耳元で”今日は何を言っても構わないかし


ら?” "勿論、なんでも話してあげたら”屈託なく実業家が答えた。 それを聞くやいなや、


Yさんがすくっと立ち上がった。  ”Yです。これは私が言っているのでなくいわされている


ので、気を悪くしないでくださいね” こう言って男たちを見回した。 ”なんとも不思議な組


み合わせね。バラバラだわ””仕事の取り組み方も方向性も全く違うし、それぞれが自分の


思惑で勝手に動いているのね" ”お互い仕事は出来るのに勿体ないわね” "皆んなお山


の大将だから、今はよくてもすぐ衝突するわね”   初対面にもかかわらず遠慮会釈なく


切りすてたのである。

第十六話 不思議な人々 part 11



”今までいろいろな国に行きましたけど、言葉の壁はあっても親を想う気持ち、親が子供


を、家族を大切に思う気持ちはみんな一緒,、姿、習慣は違うけど裸で飛び込めばお互い


解り合えると思っています。 よくアラブの連中は一体何を考えているのか皆目見当が


つかないと言われますが、赤ちゃんだと思えばいいんですよ。赤ちゃんは何か欲しいと


思ったらすぐ手を出すし、もらうまで泣きわめくでしょう。契約しても約束を履行しないと


言われますけど、簡単なことですよ。他にもっと欲しいものがでてきただけのことです。


自然環境の厳しい砂漠では、明日の朝を迎えられるか解らない。 だから生きている今


すぐ欲しいんですよ” 喋りながら男は気付いたのである。

第十五話 不思議な人々 part 10



紹介者であるW大教授が口火を切った:


”今日お集まりいただいたのはそれぞれの分野でご活躍されておられる方々ばかりですの


で、お互いの知恵を集めて今回Yさん(女性)のご指示で開発をすることになった案件の


研究開発および販売を行なって行きたいと思います。 まず、 そちらの皆さんから簡単


な自己紹介をどうぞ”促されて波動のT氏、ついで企業再建のスペシャリストK氏が現在


の仕事の概要を説明して席についた。 いよいよ男の出番である。