季節は秋。刺すような陽射しを感じることがなくなってきました。気温も下がってきています。それもこれも太陽が上る高さが低くなって斜めに光が射し、同じ面でも光が当たる量が減ってきたためです。
さらに地球の大気に斜めに光が射すと、地面に届くまでに光が通り抜ける大気の量が増えます。大気が厚くなるのと同じ効果があって、その分光が弱まります。これもまた陽射しが弱くなる原因です。
また大気には青い光を散乱する効果があるので、光が通り抜ける距離が増すと太陽光の赤みが増します。朝夕に太陽が赤くなるのはこのためですが、秋冬では昼間もこの効果が感じ取れるのでそれもまた陽射しが弱くなったように感じる要因になっているのでしょう。
太陽が低くなっていく一方で月は高くなっていきます。直感的には、満月の時を考えると太陽と月は地球をはさんで反対側にあるので、両者に対して傾いた地面から見ると太陽が低ければ月が高くなるからです。(地面を円盤だと思って”表側”が昼、”裏側”が夜と考えると良いでしょう。)
太陽とは逆に、夏の月は低くてぼんやりしていますが秋から冬の月は高く上り煌々と輝きます。心なしか満月の夜などは明るい気もします。高くなった分大気が青い光を散乱する効果が弱くなって夏よりも白く明るく輝くために夜景がくっきりするように感じることと、なによりも空気が冷たくて気持ちが引き締まるからなのかもしれません。
これからは、はっきりくっきり月を眺めることができる季節です。ときには部屋の明かりを消して窓外の月を眺めてみるのも、良いリラックスタイムになるかもしれませんね。
