先日、ジブリの新作「コクリコ坂から」を子供たちと一緒に見てきました。
気になっていた作品でしたし、事前の知識もなかったので、ネタばれ覚悟で原作のコミックを入手して読んでみていました。ストーリーについては、それこそネタばれになりますので控えますが、正直、このストーリーを宮崎さん親子がどうされるのか、どこに主眼を置かれるのか非常に興味を持ちました。
このままのストーリーで子供たちがどこまで理解してくれるかと。
視聴してみた感想ですが、
原作では、主人公を巻き込む社会的な不正や陰謀がたくさん出てきますが、視聴した直後は、それから比べるとトーンダウンした、淡々と流れる日常のストーリーに物足りなさを感じもしました。
しかし、日がたつにつれて、その裏にある作り手の思いにがわかってくると、何度も頭の中で反芻され、忘れられない作品になってきています。
両親と一緒に暮らせない娘たち。母親の帰りを待ちながら、毎日暮らす大家族での生活。
一見、私たちから見ると非日常的なこの設定が、宮崎駿さんの言われるように、震災後の日本、ひいては経済優先で単身赴任が日常化している日本を象徴しているようにみえたのも確かです。
物質的に豊かだと「思われてきた」日本。しかし、その実は本当に「豊か」なのか?
それをもう一度乗り越えて、一人一人が幸せになっていくにはなにが必要なのか?
現実は「そんなに甘いものじゃないといわれようと、この現実に対して、作り手としてそのひとつの道筋を提示してくれていました。
誰かのためにがんばるとき、人間は強くなれる。
人と人との絆が目の前の障害を乗り越える力になるということを。
物質文明だけでなく、心が大切な時代だと思います。
それと、背景に流れる昭和の風景。
この風景はまさに私の子供時代そのものであり、見ていて涙がでてきました。
今流行のCGではなく、手書きの背景だったこともあると思います。
宮崎吾郎さんにも、これからもほんとにいい作品を作り続けてほしいです。
PS:見る人によっては、全編、食事の準備とお掃除が延々と続くようにも見えますが・・・
実際、そうですけどねwww





