秘教心理学・第一巻

アリス・ベイリー著

AABライブラリー翻訳   より一部抜粋

 

 

ー試験が行われているかどうか、それが試験であると正しく判断できるかどうかに関して、私は次のような指摘をしたい。つまり、あるグループの一員であるからとか、道を辿ろうというひたむきな決意を抱いているからという理由で試験が行われると考えている人もいるが、実際にはそのようなものではない。試験が行われるのは、熱誠家自身の魂が、転生する前にそのように定めたからである。これまでに経験したことのない成長をある程度達成し、形態からの無執着をある程度成し遂げ、形態生命からの解放につながる準備を経験するのは、自分の魂がそうしようと意志したからである。霊的な光という目標に向かって新たな努力を行うことが困難の起こる原因であり、災難を招くという考え方は、事実を述べたものではない。弟子がどの程度の訓練を経験するかは、肉体をまとう前に魂によって決められており、魂はそれを知っている。法則によってそのように決められているのである。-