
ネットでよく見かける「自分で出来る簡単除霊浄霊法」的な記事の中に、盛り塩のことが書かれているものがあります。
塩は昔から浄化作用があるということで土地や建物のお祓いなどでよく使われておりますが、でもそれはお清めの意味で使われているもので、除霊浄霊の意味ではないと思います。
実際問題、盛り塩をしたり塩を身体にかけることによって除霊や浄霊が可能なのか?
というと、ほぼそれで解決されることはありません。
本当に単純で簡単な霊障による痛みであれば、患部に塩を当てることによって改善することはできる場合もあるのですが、ほとんどは無理です。
悪霊や邪気であれば塩で祓うことができるのかも知れません。
要するに悪さを目的に来る霊であれば、盛り塩で結界を作ったり、身体にかけることによってそれを祓うことができる可能性はあるということです。
でも、憑依してくる霊の全てが悪霊なわけではありません。
そのほとんどは、成仏したいけど成仏の仕方がわからず、亡くなってからもずっと苦しい状態でいる霊であり、助けを求めて来るわけですから、悪霊ではありません。
悪霊ではない未成仏霊は、生きている人間と何ら変わることはなく、ただ身体が有るか無いかの違いであり、見える人間か見えない人間かの違いだけです。
生きていても亡くなっていても心も記憶も生きている時のままです。
ですから、盛り塩をして結界を作ったり、霊に憑かれたからといって身体に塩をかけたところで、生きている人間に塩をかけているのと同じですから、かけられている霊にしてみれば、ダメージはまったくゼロということになります。
生きている自分が他人から「あっち行け!」と言って塩をかけられたらどう思いますか?
こんな失礼なことはないですよね!
そして亡くなった自分が他人から「あっち行け!」と言って塩をかけられたらどうでしょう?
要するにそういうことです。
塩は掃除や洗濯と同じで、その場所や物や建物についているエネルギーを浄化するために使われるわけであって、除霊や浄霊はできません。
ですから、もっと言うと、お葬式から帰ってきて家に入る前に身体に塩をかけてお清めをしますが、あれには除霊浄霊の効果はありませんし、更に言うと、危ないところに行って来たわけではないし、悪いものをつけて来たわけでもないので、家に入る前に塩で清めなければいけないという風習もどうなのでしょう?
と思います。
とは言え、敏感な人には過去に亡くなられた未成仏霊が憑いてきてしまうことはよくあることですので、その場合は浄霊は必要ですけどね。
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