Boa Tarde
ブラジル人はもちろん持ってるけど
長期滞在をされる方なら必ず取得すると言っていいモノ
「CPF」
*Cadastro de Pessoa Fisicaの略
普通に生活をしてるだけでいろんな所で登場するけど
これの主な目的は「国が個人や企業のお金の流れを把握する為のツール」なんです
もっと簡単に言うと「脱税防止」
今から書くことはサンパウロ「州」限定の話になるけど
サンパウロで買い物をする時にいつも
CPF na notaって聞かれたりしませんか
日本語に訳すとレシートにCPFを記載しますかになるけど
これって日本の領収証を発行してもらうのと感覚的には近いと思います
ブラジルってまだアバウトな国なので領収証(レシート)をくれないところもあるけど
法律で発行が義務付けられてるので必要なら頼めばやってくれます
サンパウロでは政府が企業のお金の流れを把握する為に
消費者に領収証(レシート)を要求するように斡旋を行ってて
それが
「Nota Fiscal Paulista」になります
買い物時にCPF記載のレシートを頼むと少ない額だけどキャッシュバックされます
これは自動的にSecretaria da Fazendaに貯蓄されて
コチラのサイトの登録ページにCPFと生年月日、母親の名前を記入すると
今までの購入履歴と貯蓄額が観覧できます登録してから1週間ぐらいは必要になります
貯蓄された額を銀行口座へ移す事もこちらからできるので
気になった方は明日からCPFつきのレシートを頼んでみましょう
サービス業でも頼めるので飲食店をはじめいろんなところで発行してもらってねぇ
起業をしてる方ならCPFじゃなくCNPJ(起業の納税番号)で頼むと会計の時に
経費として扱ってもらえるものもあります
TCHAU
2014年8月14日 追記
当時はサンパウロ限定だと思ってたけれど
リオデジャネイロ州には「Nota Carioca」
ミナス・ジェライス州には「Nota Fiscal Mineira」
これらはサンパウロ州と同じようなサービスです
リオ・グランデ・ドスル州には「Nota Fiscal Gaucha」
パラナ州には「Nota Paranaense」
定期的に抽選でCPFを登録してる人にお金を還元したりしてるので
運が良い人だと臨時収入の可能性も
これはサンパウロ、リオ、ミナスの各「州」でも行われております
更にサンパウロ、ベロオリゾンテ、サルバドールの各「市」には
「Nota Fiscal Paulistana」
「BH Nota 10」
「Nota Salvador」
というものが存在します
Nota Paulista,Carioca,Mineiraが対象になるのは
ICMS(商品流通サービス税)は州税なので
各州に登録されてる自動車のIPVA(自動車税)の割引又は銀行振込が可能
Nota Fiscal Paulistana,BH Nota 10,Nota Salvadorが対象になるのは
ISS(サービス税)は市税なので
各市のIPTU(不動産税)の割引又は銀行振込が可能
サンパウロ市やベロオリゾンテ市に住んでる人は両方登録可能
節税をするつもりで小さい買い物でもCPF付きのレシートを頼む癖をつけましょう