ネットの自己採点で高得点をたたき出してから、どうやら自分は「回避性パーソナリティ障害」だとわかってきたので、次に情報を求めてネットサーチをする日々が始まった。で、あっけなくたどり着いたのがこの本。
読みながら、うは~~~~~~~
となった。え、私って典型事例?ぐらいドンピシャな内容。とはいえ、私の場合、完全に孤立することも怖いから、中途半端に協調性もあって、これがますます事態をややこしくしているのが痛い。
当事者として一つ言えるのは、この障害は後天的だということ。私は3歳までは、「天使ちゃん」と呼ばれるぐらいほがらかで人気者だった(らしい)のだから
。しかしその後、性格がねじ曲がり、一定の距離以上は他人を寄せ付けなくなってしまった。
悩ましいのは、自分の苦労なんて人並みに過ぎなかったこと。家族円満で愛情あふれる家庭に育ち、苦労しらずの人なんて、控えめに言ってもごくわずかだ。表面化していなくても、機能不全の家族なんて山ほどあるし、そんな環境で育っても明るく素直な性格で、健全に対人関係を築けている人も少なくはない。少なくとも我が家は両親がそろっていて、経済的にもどちらかというと恵まれていた。
思い当たるのは父親も同じように外面がよく、不器用で、他人を拒絶するようなオーラがあったこと。やはり遺伝なのか、これは・・・そんならどうしようもないじゃんか
と悩む日々が続くのだった。

