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「そよそよの家」から風便り

静岡県浜松市浜北区にある「学校に行かない子たちの居場所 そよそよの家」の日々を風にのせて届けます☆

こんにちは、そよそよの家代表の加藤です。


暑い暑いと思っても、立秋も過ぎ、ヒグラシが鳴き、夏休みも終わる所が多いでしょうか。

我が子たちの学校はどうなんだろう(笑)



我が家の不登校の子たちの話をしても良いですか?


小学校へ通っていた頃の長男(現16歳)も

夏休みが終わる時は大泣きしていました。

カブトムシやクワガタが可哀想と言って

夏が終わる物悲しさを体いっぱい感じているようでした。

死んで雲の上に独りぼっちの想像をしちゃうとも言って泣いてたなぁ。

小さな体で不安抱えていたんだなぁ。

でも学校をすっかりやめてからは泣かなくなりました。

まぁ、夏休み自体が無かったですけどね。てゆうか、ずっと夏休み(笑)

(今は通信制高校へ通い、バイトもバリバリキラキラこなしています(!?))


12歳の娘が、小2の時、学校へすっかり行かなくなったのもやはり夏休み明けです。

これは多いパターンだと思います。


娘は行かなくなって、一学期間続いた腹痛からはすぐに開放されました。

でも、今度は過呼吸とチックが始まりました。

息が上手く出来なくて涙が溢れるのは見ていて辛かったです。


学校行かなくてもいいと思っていたけど、

行かない選択をした彼女の

毎日の生活を

本当はまだ心から放って置けなかった。

信頼していなかったんです。


友達大好きな彼女が、友達と遊べずにいる毎日を可哀想だと思ってしまった。

なんとか友達と遊べるようにと常に探し求めてていました。

居場所難民です。


これが過呼吸とチックの原因だったんじゃないかな?

と今思う。


そりゃそうですよ。

あっち行ってみて、やっぱり合わなかったー

こっち行ってみて、やっぱり合わなかったー

これは何度も挫折させているようなもの。


なにより、

このままじゃ駄目なの?


そう感じたでしょうね。

いくら彼女がヒマヒマ言っても、放っておけばよかったのかなと。

動きたければ頼んできますもん!

(人に頼めるという軸と関係が前提。)


いい具合に諦めて、力が抜けて、

毎日の生活を本人たちに任せて、

ひとつ屋根の下、不登校の三人兄弟と、テレワークの夫と、私と猫が、

何時間でも何日でも何年でも、それぞれ好きな事をして心地よく一緒にいられるようになった時には、(人間なので度々心地よくありませんが(笑))

チックも過呼吸もほとんど落ち着いていました。


そこの、信頼する、という土台が安定して、そよそよの家を私自身の為に作ると、

そこに喜んで通う彼女は、

落ち着いて他人との関係性の中に自分を見つめ、急激に成長していくのが目に見えてわかりました。

そういえばチックが完全に消失しています。


中学に入学した今年の春、「心の教室」へ時々行ってみることにした彼女は

数回行って、「あー、嫌だ嫌だ!やめた!」

と行くのをやめました。


そんな決定をした晴れ晴れしい表情の彼女を誇らしく思います。 


そよそよの家は

私の為の場所です。


支援ではありません。


だから、みーーーーんな自由だよ。

自分に溶けこんで

ひたひたたぷたぷ しにきてね。


あなたは絶っっ対に最高だよ。




びーんずネット、金子さんのブログより。



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