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森山直太朗のやつ





マテーラ散策中あしあと



洞窟住居をサッシと言います
サッシとは、岩という意味です


この街が丸ごと岩でできていることを表してます


岩でできた灰色の街


岩を掘って住居にしたのはなんででしょうね?


マテーラを見てすぐにトルコのカッパドキアや
ギリシャのメテオラみたいな感じやと思いました


マテーラで洞窟を掘り、
住み始めたのは8世紀まで遡ります


最初に住み着いたのは
ギリシャ正教の隠修士たちでした


イスラムの侵入などで
この地へ逃れてきたのが始まりのようです


凝灰岩は柔らかく掘りやすいけど
壊れにくい性質があるのだとか


それに加え、
余分な水分を吸収してくれるので
住居に適しているんですね
色的になんか寒そうやけどな
コンクリート打ちっぱなしみたいなイメージある


11世紀頃から隠修士が減り、無人になったあと
農民たちが住み始めたそうです


19世紀になって長い間住んでいた人々も
普通の家に住むためにこの地を離れて行きました


残ったのは貧しい人々


スラム化した街の治安や衛生状態を懸念した国が
強制的に全員を別の場所に避難させ
一時期は誰も住んでいない、
ゴーストタウンだったそうです


しかし!!


1993年に世界遺産登録されます!


洞窟住居群は
人々の生活文化が作り上げてきた
貴重な遺産だと認められたのです


また人が戻り、活気を取り戻し、
今に至るわけです


やはり成り立ちはカッパドキアと似てますね


歴史は知るとほんまおもしろいですね


学生の頃勉強したものは
別になんの楽しさもなく
詰め込みで覚えていた、点が
様々な場所に旅行するたびに
その点と点が結ばれていきます


わたしの中の空白の地図が徐々に
埋められていく感じです


渓谷にも洞窟住居だらけ


場所は違えど
人間みんな考えることは同じですね
そういった共通点を見つけるのも
旅の醍醐味ですよね












建物のカラーが同じなので迷子なるアセアセ




ここでもやはり晴れててよかったー


岩&石畳の上、坂道、階段多い


雨やったら下ばっかり向いて
転ばないようにすることに集中して
景色全く見られなかっただろうなぁ


これも全部、わたしの日頃の行いのおかげやなニヤリ






洞窟住居の街、マテーラ

堪能いたしました