またまた合口の色の違う着物が大至急の納品で持ち込まれました(;^_^A
何でも中国の仕立てで大量の反物をパーツごとに切って仕立てるそうで
染めのロットが変わるとこのような色違いが大量に発生するそうです
この部分は背の部分ですが袖付け・襟・剣先・脇・おくみなどすべての合口の色が違います
あまりの色違いにかなりビビッてしまいました
とにかく左側が青すぎるので青の反対色のオレンジ色で汚すことによって
右側の色に近づけていきます。
刷けとエアーブラシを使用して特殊染料で色を合わせていきます。
いろいろと格闘すること2時間やっとできました(>▽<;;
しかし、ここまで色が違うのは初めて見ました。
仕立てる人ももう少し注意すればこんなことにはならないのに、
ただやれば良いって感覚なんでしょうかね(;^_^A
私の知り合いにもお客さんに言われたこと以上のことはしないと
威張っている人がいます。
仕事としてみればそうかもしれないけれど
仕事とはいえ人と人とのつながりで当然感情があるのだから
仕事+αのことをサービスとするのか損とするのか
ますます厳しくなる業界の生き残りの分岐点になりそうです(;´▽`A``
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