ロングドライブをした時の記録を残しておかねば。
この時期のシアトルは、ほぼ毎日が厚い雲に空は覆われ、雨が降っている。
シアトルを午後3時に出発し、途中のオレゴン州で夕飯を食べた。
長距離を走る時はいつも、おにぎりをたくさん作って持ち込んでいたが
今回は急遽決まった事なのでご飯を炊いている時間がなかった。
夕食後からは私がハンドルを握った。
外は真っ暗、そして濃霧。
制限速度よりも速度を落とし、2車線の内の走行車線(右側)を走っていた。
時々、追い越し車線をスピードを上げた車が走り抜けて行く。
山越えをして、下り坂に差し掛かり、濃霧の中、目を凝らして走っていると。。。。。
思いっきり目が合った。
助手席のパートナーとではない。
ドライバー側の窓の外と。
パートナーと共に「うわぁあああ~~~!」と叫び声を上げた。
このまま近づかれると車が大破するかも。。。。
そう、私と目が合ったのは 鹿 だったのです。
車の前でもなく、斜め前でもなく、本当に真横。
しっかりと、しっかりと目が合った。
サイドミラーよりも手前、窓にピカピカと光った鼻がくっつきそうな距離。
つぶらな瞳の大人の鹿。
本当は目を瞑りたかったが、スピードを落とさず、そのまま走るしかなかった。
衝撃はなかった。
すぐにバックミラーに視線を移した。
すぐ後ろを走っている車もそのまま付いて来ている。
きっと、鹿は車を避けたのだと信じている。
数マイル走ると、路肩には車に引かれ無残な姿になった鹿がいた。
結局2頭見かけた。
足はガクガク状態。
鹿と衝突していると、サンフランシスコには行くことができなくなっていた。
鹿と衝突をして車が大破したり、横転事故になっているニュースを見たことがある。
鹿さん、避けてくれてありがとう。感謝します。
あながち、この標識はウソではないと実感した。
サンフランシスコの現場の滞在時間 30分。
すぐシアトルに向けて車を走らせた。
あとは帰るだけ!と少し気持ちに余裕が出てきた。
サンフランシスコはシアトルと気候が違う!
こ~んな木が生えている、そして空が青い!高い!!
サンフランシスコに住むのもいいね~~と余裕の会話。
あとはひたすら北上あるのみ!
北カリフォルニアからオレゴン州の州境は雪。
路肩は薄っすらと雪が積り始めている。
アメリカは広い!と またまた実感。
前日と同じ時間に同じ店で夕食を取り、無事33時間のロングドライブを終え帰宅した。
その2日後、私は日本に行くために経由地であるサンフランシスコまで
約2時間のフライトで飛んだ。
あ~~、疲れた。