幼稚園のSくん。
今好きな歌をピアノで練習したいということで
来週までに楽譜を用意させてもらうことになったのですが、
すぐ弾いてみたそうなので、冒頭の部分だけ五線紙に
楽譜を書いてあげることにしました。
書いてる間、さっきやった曲を弾く練習をしてもらおうと思ったのですが、
Sくん 「Sくん書く!」
そこで私が書くのと同じ五線紙と鉛筆を渡して、机に二人並んで
私は楽譜を書き始めました。
音楽ドリルではまだ全音符を書けるようになったところで
Sくんどうするかな、と気にしながら楽譜を書いていたのですが・・
Sくん 「へんになっちゃった」
と悲しそうな声がして見てみると、
何も教えてないのに私が書いたのを真似しただけで、こんなに
上手にト音記号を書いていました
私 「へんなことないよ!すごいうまくかけてるやん」
Sくん気を取り直して、私の書く楽譜を横から見ながら一所懸命自分の五線紙に
写していきます。
どうやらSくんは真剣に、完全な楽譜を自分で書き上げるつもりのようです
Sくん 「見えへん」
私 「ごめんごめん」
Sくん 「これで合ってる?」
私 「ん?すごいやん合ってる合ってる
でもこれはラより上がってるから、どうかな?」
私が両手の楽譜8小節書く間、ここまで写してくれました
この年齢の「自分でやりたい」という気持ちが活かされて、ドリルをやってもらうときより、ずっと吸収されたなあ、と感じたのですが、
私が「機会をとらえた」というよりは、Sくんの意欲がすごいですよね
そして、私の横で一所懸命書いてくれる様子が、とってもかわいかったです