東京宝塚劇場 星組公演『ベルリン、わが愛/Bouquet de TAKARAZUKA』 | shiratsuyuのひとことがたり

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千穐楽も終わり、東京宝塚劇場も閉まってしまった今頃ですが、

先週、星組公演『ベルリン、わが愛/Bouquet de TAKARAZUKA』観てきました。

 

宝塚大劇場以来です。その時は眠りに落ちてしまったので面白くないと思っていましたが思いの外楽しめました。

 

『ベルリン、わが愛』

 

私はショーよりこちらのお芝居の方が良かったです。

 

体制に融合することなく、みんなが楽しめる映画を作りたいという姿勢にとても共感できました。

 

芸術は常に体制側に立つのか反体制側に立つのかよって恵まれ方が違ってくると思うのです。

日本の戦争画が最たるもので、当時は戦争画を描かなければ絵の具にも不自由したそうです。一転戦後は戦争画を描いた画家は追放される有様。

 

このお芝居はそこまで考えなくても、映画を作りたいという情熱を楽しめたと思います。

 

私、紅さん(紅ゆずる)のお芝居を観ていると、誰を演じていても『めぐり会いは再び』のブルギニョンに見えてしまうのですショボーン

あのお芝居が今の紅さんを作ったといっても過言ではないんじゃないですか!イメージが強すぎてなかなか払拭できずにいますキョロキョロ

 

はるこさん(音波みのり)のレーニが嫌な役でありながら、分かる分かると肯いてしまい、はるこさんお見事と思いました。

 

天寿光稀さんのヴィクトールも心に残りました。ベテラン俳優を重厚に演じられていましたね。アドリブにも笑いました。

 

琴ちゃん(礼真琴)とくらっち(有沙瞳)の恋愛模様が温かくて良かったです。

 

夏樹れいさんは歌の場面がありましたが、やはり黒塗りで女役というのは残念に思いました。

 

ショー『Bouquet de TAKARAZUKA』

 

概ね評判は良かったのですが、私は不満が残りました。

 

①退団者(壱城あずさ・愛水せれ奈・夏樹れい)3人での1場面が無かったこと。長く舞台に立って組に貢献してきた3人ですよ。ソロありダンスありの場面が作れなかったのでしょうかムカムカ

 

②大階段での男役黒燕尾の場面が無かったこと。定番の場面。大いなるマンネリと言われようが絶対に観たいです!!同じことをしても演じる人が違えば違ってくるのが舞台ですよね。

 

③デュエットダンスはトップコンビだけで観たいです。

歌手に3組のデュエットダンス。目が泳いでしまいました。

 

1ついいことが・・・恋の矢

 

実は今回の席、前の方の背が高くて中央部分が隠れてしまいました。それで下手側ばかり観いていましたら、漣レイラさんと目が合いウインクまで頂戴してしまいましたラブ・・・気のせい!?