『宮毒』95話感想
~雪蘭、気付いてなかったん?~
テル/Gya-yan/
シン ジサン/ピッコマ
◆95話あらすじ
父から雪蘭が王妃になると聞くも認めたくない妲己。それでも陛下の心は雪蘭にあると酷なことを言う父。また食事が食べられなくなり憔悴していく妲己だが、無情にも祖西の国の姫が王妃になるとお触れが出される。
王妃の立場にこだわったのはプライドなんかじゃなく、ただ言と同じ所に立たないと側にいられなかったからだと思いを馳せる妲己。そこへ、新しい主人の顔を見ておきたいと言う雪蘭と共に、雪蘭を捨てる覚悟を決めた飛影がやってくる・・・。
◆95話感想
お父様、何がしたいのか。二人をとことんまで追い詰めるおつもりのようです。
陛下はお前のことを思って雪蘭を嫁にするのだとなぜ言ってやらないか。
謎すぎて萎える・・・。
そんなこと言ったら妲己がまた発狂してご飯食べなくなるじゃん^^;
ほら~~敏ちゃん困ってるよ。ご飯食べれない。いつものパターンです。
◆毒の華の健気な恋路は・・・
(『宮に咲くは毒の華』テル/Gya-yan/シン ジサン)
破天荒なのは、ただ幼い頃に両親から普通の愛情を受けずに育ったからという理由もあるんだろうな。言一人を一途に愛して、妲己の生活の殆どは言を中心に回っている。欲しいものは必ず手に入れる女・・・でした。
だからこそ、言を手に入れる為には王妃になるしかない。ならば王妃にならなければいけない・・・と妲己の心も偏っていってしまったのかもしれませんね。
本当は王妃になることが最終目的ではなく、言の1番でいることが最終目的なのに。
王妃になる方を優先して、可愛い女であることを全く考えなかった・・・という風に解釈しておきます。(でも言は、今の強情っぱりの可愛げない妲己でも愛しているようですが)
(『宮に咲くは毒の華』テル/Gya-yan/シン ジサン)
”一人占めしちゃいけないお方”
なんて・・・そんなことを妲己が思うなんて。
もう物語も佳境でしょうねこれは。
欲しい物は必ず手に入れる女が、欲しいものを「一人占めしちゃいけない」なんて・・・。
一人占めしちゃいけなくても、言は私のものだものって、昔の生意気で可愛い小華なら言うと思う。
”それでも私だけのものじゃなきゃダメだったんです”
切ないね。
それでも、妲己だけのものだよ言は。
そう言ってあげたい。
言は何か思惑あって動いてんのよ。
待ってろって言われたことよく思い返してみてよ。
まぁでも・・・彼氏でも夫でも、例えば好きな人に「プリン買ってよ~」って言って、最初は「だめだめ」って言われたとしても、「買ってくんなきゃ別れる!」とか「買ってくんなきゃ許さん!!」「お願いお願いおねがーい!!!」って言ったらさすがに買ってくれるだろう。でも、言は「だめだ」の一点張り。理由も言わないんじゃ・・・
もう知らん!!ってなる・・・かもね。
妲己は一回、言にちゃんとお願いしたのに・・・それをきいてくれなかったんだもんね。せめて理由くらい説明してくれないと・・・言よ・・・本当に不器用なんだから。
王様だから、言えないことはあるって?でも、いくら国を預かる王の立場とはいえ、愛する女の心一つ、安心させてやれないとは・・・切ない。
言えないにしても、もっと妲己の心を自分に繋ぎとめておくような何かを・・・妲己にもっともっと愛していると伝えるとか、何かあるでしょう。確実に言葉足らずだとは思う。
だから母の形見を渡したのに、それじゃ足りなかったみたいよ?
(『宮に咲くは毒の華』テル/Gya-yan/シン ジサン)
え??知らなかったの???
って、普通に驚いたんですが。
確か、雨が降る外を眺めながら・・・何か思いを馳せてるシーンで、妲己のところにいくって知ってるような言い方してたような気がしてたけど・・・気がしてただけなのか。知らなかったのか・・・。まじか・・・。
知っててわざわざ妲己に、うちの武士がお世話になりますってケンカ売りに行くんかと思ったよwww
んなわけないよね。この雪蘭が。
いや・・・知らなかったならわざわざ教えてあげなくても良かったんじゃないかとも思うんだけど・・・武士様、男前だなぁ。
飛影は本当に男前だ。
◆まぁ・・・母の形見をくれたんだから、気持ちは自分にあるだろうって妲己も心のどこかでは分かってるんじゃないかな。
だからこそご飯を食べなかったり、これから何するつもりか分からんけど、また逃げたり、王妃冊封式をぶち壊しに行ったりしたとしても、それは妲己の可愛い我がままっていうか。
私、怒ってるんだぞ!ぷんぷん!!ってことだと思いました。
どうせ何やっても言は妲己のこと好きなんだもの。
そういう風に読めるようになった私。なんか、成長した気がする。笑
閲覧ありがとうございました!
●登場人物
国・・・銀の国
[登場人物]
◆14代王(天子)
陳 明帝 ちん めいてい
◆明帝のお飾りの妻
太后
◆明帝の息子(銀の王)
言 げん
◆白 小華
はく しょうか
(妲己 だっき)
◆小華の父
白 秀英 はく しゅうえい
◆明帝の臣下?
緋温 ひおん
◆銀の従属国の姫
悠悠 ゆうゆう
(雪蘭 せつらん)
◆小華の異母姉妹
敏
◆伊月
妲己の侍女だったが
今は雪蘭の侍女
◆内官 玄宗
小華と言を幼い頃から見守る
◆雪蘭の従者・護衛
(銀髪)侍?
◆麗妃
言の側室?
◆香妃
言の側室?
飛影
◇楊秀貴ようしゅうき
街の坊?
◇半頼 ハンライ
秀貴の供?
今私が一番楽しみにしている2つですw
◆『冷血公爵の心変わり』
原作 Bandalbanji 作画 Eddie kakaopage
ピッコマへはこちら
◆魔法の本を探してて・・・ ◆『マダム・プティ』
何この本~!!ww
これ、超気になるんですけどww
『アブナイ研究日誌』とか危ないww気になりすぎる~!!笑
こういう小ネタも良いですね。『悪女の定義』にも「ロマンス小説」なるものが出てくるんですけどね。
いや、今は『悪女の定義』よりも面白いかも。
この冷血公爵が、最高なのよ!ヒロインも健気でかわいい!最高!
本当に素晴らしい娯楽作品です。良作!
高尾滋/白泉社
こちらもピッコマにて待てば0円です。
自分を捨てた夫の俊を恨めない16歳の万里子に、優しいお姉さまが、自分に優しく何でも教えてくれたのは愛情ではなく躾の一旦だから、もう「忘れなさい」と言ってくれる。
ああ・・・切ない。
そして何だかドキドキ・・・www
良作(^O^)/
文句無しに面白い!!!
俊様が良い男だったが故にすごく、すごーく勿体ないし、悔しいんだけど・・・まぁでも真のヒーローは王子だから♥王子様と結ばれるならまぁいっかww
ってこの流れ、百回くらいは考えてる。
この思考やばいのかな私・・・。
閲覧ありがとうございました!!!
季節の変わり目ですのでお体、おいといくださいね。